松重豊(59)が29日、東京・テアトル新宿で行われた映画「ツユクサ」(平山秀幸監督)初日舞台あいさつで、共演した47歳年下の斎藤汰鷹(12)の、あまりの老成ぶりに「おっさんだな」「いくつだよ!?」と突っ込んだ。

松重は劇中で、主演の小林聡美(56)演じる五十嵐芙美が気になっている男性の篠田吾郎を、斎藤は芙美の年の離れた親友・航平を演じた。トークの中では、斎藤が松重と小林と年齢差を感じなかったと繰り返した。

斎藤 (小林は)お友達みたいに話しやすい。大人みたいなの(壁や威圧感)が、なかったのが楽しかった。松重さんは、でっかいなと思った。お話しすると優しいし、楽しい。自転車の後ろに乗るシーンがあって、人生初の2ケツ(2人乗り)の前の人が松重さん。前が見えなかった。(共演シーンでは)「何年生?」だとか、くだらない話しかしてない。

松重は「(印象が)でっかいかよ」と苦笑しつつも「年齢差を感じないくらい。僕が子どもっぽいの、か斎藤君が大人なのか…男同士の会話が出来る」と斎藤を評した。小林も「彼が老成している」と続いた。すかさず、斎藤が「中に、おっさんがいると言われる」と胸を張ると、松重は「学校、楽しくないだろ」と突っ込んだ。これには斎藤も「楽しくない」と笑った。さらに、松重が「本当に、おっさんだな」と突っ込むと、斎藤は「そう。おっさんなの」と笑った。

松重は、司会から幸せを感じる瞬間を聞かれると「撮影中、小林さんとお話ししている時、おいしいアイスキャンデーの話を伺った。暑い時期だったので、はまり出しまして。あまり、売っていないんですけど、冷蔵庫の中に数があることを確認する瞬間が一番幸せ」と語った。その上で「あぁ、今日もアイスだな…1個食べよう」と笑みを浮かべると、司会から「習慣的に毎日、食べているんですか?」と聞かれると「ダメですかね…いや、自省しています。今日は、ちょっと頑張ったな、という日に、イチゴアイスを」と、アイスキャンデーが自分へのご褒美だと明かした。

小林から「いいんじゃないですかね?」と言われると、松重は「お墨付きをいただいたので、今日から毎日1本食べます」と胸を張った。

そんな自身と対照的に、斎藤は「学校とか終わって、疲れて寝る時に、布団に入って寝落ちする瞬間が最高」と即答。これには松重も「いくつだよ、おい!?」と突っ込んだ。