WWEのスマックダウン(SD)女子王者で〝女王様〟ことシャーロット・フレアー(36)の暴走が止まらない。

 今週配信のSDでは男子レスラーのドリュー・グラックに難くせをつけて暴行。顔面キックからゴングで殴打する非道ぶりで、観客の大ブーイングを浴びた。2週前にもグラックに必殺技のフィギュアエイト(ブリッジ式足4の字固め)を決めて悲鳴を上げさせており、リック・フレアーの娘らしい〝狂乱〟ぶりを見せつけた。女王様は世界トップクラスの実力者たることを証明している。

 こうした評価はプロレス界のレジェンドでも同じようだ。WWE殿堂者で伝説のユニット「nWо」のメンバーだったXパック(ショーン・ウォルトマン)は、米メディア「TMZスポーツ」の取材に応じ、シャーロットは定期的に男性レスラーと対戦すべきかを尋ねられた。

 WWEではトリプルH、ショーン・マイケルズらとの人気ユニット「DX」で活躍したXパックは「映画で見たことがあるように、彼女は強いよ。最近は男を殴り倒しているからね」とシャーロットを絶賛。一方で、プロレス界で一緒にやってきた仲間の中には、女王様が男子レスラーと戦うことを支持しない者がいるかもしれないとした上で「オレは大賛成だ」と語った。

 ただ、自身はシャーロットとは戦いたくないとか。なぜか? Xパックは同メディアにこう伝えたという。「彼女はオレを殺すだろうからね」

 シャーロットは次回PPV「レッスルマニア・バックラッシュ」(8日=日本時間9日、ロードアイランド州プロビデンス)で、「アイ・クイット・マッチ」でロンダ・ラウジーの挑戦を受ける。レジェンドさえもビビらせる女王様は、最強ロンダを返り討ちにすることができるのか?