ビッグカップルの誕生か。女子テニスの世界ランキング36位・大坂なおみ(24)が1日(日本時間2日)、4大大会のウィンブルドン選手権(6月27日開幕)で公式戦初となる混合ダブルスに出場する意向を明かした。

 欧州メディア「ユーロスポーツ」によると、大坂はマドリード・オープン2回戦敗退後の会見で「ウィンブルドンではミックス(混合)ダブルスをプレーする予定なので、ネットゲームに集中しようと思っています。ショック(驚いた)でしょ? 私もショックです」と話したという。

 大坂は2018年に姉・まりさんとダブルスを組んだことはあるが、公式戦での混合ダブルスは未経験。「ダブルスをするときは、いつも『ごめんね』と言ってしまう。相手をがっかりさせるようなことは本当にしたくない。責任を負わないようにします」。シングルプレーヤーとして世界1位に君臨した元女王だけに、早くも「誰と組むのか?」が注目されている。

 現時点で大坂はパートナーを明かしていない。2018年11月のチャリティーイベントで日本人ダブルスを結成した錦織圭(32)に期待する声もあるが、同メディアは「大坂と同じ代理人を持つニック・キリオス(オーストラリア)の可能性もある」と報じている。

 キリオスと言えば、審判への暴言やラケット破壊など気性の荒さで知られる。その一方で「オレはナオミのファンだ」と公言しており、大坂が昨年の全仏オープンで「メンタルヘルス」を理由に会見拒否を表明した際は共感を示し、今年3月の試合中に「ナオミ、最低」と観客からヤジを飛ばされた騒動では「本当に腹が立つ」とコメントするなど常に味方についてきた。

 メンタルに難を抱える大坂にとって、最高の応援団でもある「悪童」キリオス。仮にコンビを組んだら、どんな〝化学反応〟をもたらすか。