BTSが所属する韓国の大手芸能事務所「HYBE」初のガールズグループ「LE SSERAFIM」(ル セラフィム)が2日、デビューミニアルバム『FEARLESS』のメディア向けショーケースを開催。メディアとの質疑応答では、メンバー6人の結束を見せつけた。

 日本メディアからチームワークの秘けつを聞かれると、KAZUHA(カズハ=18)は「リーダーのチェウォン(KIM CHAEWON)さんがチームをとても良く導いてくれて。大変なことがある時は、最年長のSAKURA(サクラ=宮脇咲良)さんにたくさん話をして、助けてもらっています」と感謝。最年少のHONG EUNCHAE(ホン・ウンチェ=15)も「私たちは多様な背景を持ったメンバーが集まっている。チームワークのために特別な努力はしていないが、1日中練習をして会話もたくさんしているので、お互いのことをよく理解するようになりますし、自然とチームワークもよくなっていると思います」と答えた。

 デビューアルバムの曲や歌詞には、メンバーが歩んできた過去が込められていることについて質問されると、リーダーのKIM CHAEWON(キム・チェウォン=21)は「私とサクラさんは再デビューをします。あとはHYBEで初めてデビューするガールズグループなので、多くの関心を持たれている。そのために、少し他の人々の視線から自由ではない部分があると思います。過去にはとらわれずに、世の中の視線に揺らぐことなく前に進んでいこうという内容を、制作チームと話し合いを重ねてこのアルバムに溶かし込みました」と説明。その上で「LE SSERAFIMとして、新しい姿を見せたいという意気込みも入っている」とした。

 また、リーダーのKIM CHAEWONとSAKURAは共にIZ*ONEとして活動したこともあり、韓国メディアからは一緒に再デビューすることになった感想を求められた。

 SAKURAは「私はチェウォンさんと一緒にデビューすることになって本当にうれしいです。そして、新しいメンバーともカッコいい姿をお見せしたい」と話せば、KIM CHAEWONも「サクラさんが一緒に加わると聞いて、とても頼りになると思いました」と信頼感をにじませた。
 
「LE SSERAFIM」は6人で構成され、BTSをはじめグローバルスターを多数輩出しているHYBEと傘下レーベルのSOURCE MISICが手掛ける初のガールズグループ。グループ名は〝IM FEARLESS〟をアナグラム方式で付けられており、〝世の中の視線に動揺することなく前に進む〟という自己確信と強い意志を含んでいる。

 デビューアルバムのタイトル曲「FEARLESS」は、パンクベースのオルタナティブ・ポップジャンルの曲で、グループの力強い姿を表現。同アルバムは、HYBEが誇るワールドクラス級の制作陣が総動員し、BTSを世界的なアーティストに育て上げたパン・シヒョク議長がデビューアルバムを総括プロデュース。BTSのビジュアル担当のキム・ソンヒョン クリエイティブディレクターがすべてのビジュアルコンテンツを企画。アルバムの先行予約数は、先月29日時点で38万枚を超えるなど、大きな注目を集めている。