〝ママ初V〟へ好発進だ。国内女子ゴルフの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」初日(5日、茨城GC西C=パー72)、ツアー通算23勝の横峯さくら(36=エプソン)が1イーグル、1バーディー、1ボギーの70で回り、2アンダーの7位。山下美夢有(20=加賀電子)が8アンダーで首位となる中、上々の滑り出しを見せた。

 最大の見せ場は10番パー4のイーグル。残り109ヤードの2打目を48度のウエッジで打つと、カップ手前に着弾したボールはそのままカップへと吸い込まれた。「『いいショットだったな』と思ってボールが消えたのは見えたけど、入ったと思ってなくて。でもギャラリーさんが『入ったよー』って言ってくれてうれしかった」と笑みを浮かべた。

 今季から8年ぶりに米ツアーから国内へ本格復帰。昨年2月に第1子となる長男を出産後、国内の試合では子連れで出場していた。しかし、今大会は「初めて(国内ツアー参戦時に長男を)置いてきている」。夫でキャディーを務める森川陽太郎氏の両親に長男を預け、あえて夫婦2人でゴルフに集中する環境をつくったことも好スタートにつながった。

 最大の目標とする国内ツアー通算30勝で得られる永久シードへ、できるだけ早く母親として初優勝を果たしたいところだ。