日本代表の森保一監督(53)が、低調が続くMF久保建英(20=マジョルカ)に猛ゲキを飛ばした。

 久保はマジョルカでアギーレ監督が就任以降、スタメン落ちすることが多く、7日のグラナダ戦では先発復帰しながら決定機を外したり失点につながるミスを犯すなど精彩を欠いた。重要な一戦で2―6と大敗し、地元メディアからは酷評が相次いで〝戦犯〟の一人となってしまった。

 9日にオンラインで取材に応じた森保監督は久保の現状について「前回の試合(グラナダ戦)も決定的なシーンがあって、そこで決めてればいろんな流れが変わったのかなとも思う。ああいう局面で決めるとかも含めて、まだまだ彼も成長しなければいけない。タケはすばらしい能力を持っている選手だが、今は(アギーレ)監督から攻守にわたって要求されていて、彼が成長するにあたって一皮むけなければいけない時かなと思っている」と試練の時を迎えていると指摘し、強く奮起を促した。

 そして「監督からは厳しい要求をされていると思うが、彼のキャリアを今後輝かせるためにアギーレさんがいい要求をしてくれていると思う。タケ自身は大変だと思うが、チームとしても難しい状況の中、自分が監督に認められてもらう難しい状況の中を乗り越えていける選手だと思うし、乗り越えてくれればよりパワーアップした選手になれる」と成長の機会と捉え、チャンスを生かすよう求めた。

 森保監督のゲキに応えて今季の残り試合で存在感を見せられるか。代表でのレギュラー奪取、そして待望のレアル・マドリード復帰に向けてもなんとしてもアピールしたいところだ。