中日・小笠原慎之介投手(24)が無援護に泣いた。17日のDeNA戦(バンテリン)に今季3勝目を狙って先発し、4回一死から宮崎、大和に連打を浴びて二、三塁のピンチを招くと、続く嶺井の遊ゴロを三ツ俣が本塁へ送球。一度はタッチアウトの判定も、DeNAのリクエストによってセーフに覆り、先制点を献上した。

 6回には先頭の4番・牧に145キロ直球を左翼席へ9号ソロを被弾し、8回にも一死二塁でまたも牧から適時打二塁打を浴びるなど2点を失った。

 結局、114球を投げ8回8安打4失点で今季2敗目を喫した7年目左腕は「打たれた僕が悪いです」と肩を落とした。しかし、打線が相手先発・今永の前に4安打無得点と攻略できず完封勝利を献上。小笠原を見殺しにした格好だ。

 それでも立浪監督は「2点目の牧のホームランがね…。ベンチから見てどこに構えていたか分からないが、あそこは3ボールにしたのもそうだが、長打だけはというところで。やっぱりDeNAにこれだけ負けているのは、4番によう打たれているので。長打はしっかり考え直していかないといけない」と反省を促した。