好調をキープし続けている。広島の小園海斗内野手(21)が20日の中日戦(マツダ)に「6番・遊撃」で先発出場。前日19日に連続試合安打が9で止まった若ゴイだが、この日は7―1の5回一死一、三塁で2号3ランを放った。

 ただ、手応えはなかったという。小園は「入るとは思わなかったです。当たっただけだったので(柵越えは)びっくりしました」。そんな小園はプロで対戦したい〝投手〟がいる。それが中日の根尾昂外野手(22)だ。

 2人は中学1年生の時の「心のふるさとお伊勢さん大会」で小園が枚方ボーイズ、根尾が飛騨高山ボーイズで出場。小園によれば「(根尾が)先発していて(自分が)たしか打ちましたね。三振もしましたけど…」。

 その時を「すごい球投げるなって(思った)」と振り返った小園は「プロでも対戦できるなら、できたらいいな」。現在、投手として一軍登板の可能性が取り沙汰されている根尾。二軍戦ではすでに〝プロデビュー登板〟を果たしている。

 4月2日の広島戦(バンテリン)では延長に入り、ブルペン投球をする様子がテレビに映し出されたこともあった。それだけに2人が対戦する可能性はゼロではない。ひそかな〝願望〟を胸に秘めつつ、小園は「お互い頑張れればいいかなと思っているので。一緒に(試合に)出られれば。切磋琢磨しながら出られたらなって思う」と笑顔で話した。