国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」3日目(21日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)、通算6アンダーの7位に順位を上げた上野菜々子(21=コーナン)が、渋野日向子(23=サントリー)からの学びを明かした。

 16位から出たこの日は、ボギーなしの4バーディー。距離の長い難コースを攻略した。「ショットもパットもアプローチも安定していて、トータルとしてよかったです。ピンの奥に打たない攻め方で、外しても手前で上りのアプローチという戦略でした。アプローチも寄せやすいライが残ったりだったのがよかったです」と振り返った。

 開幕前の17日には、かつて同じ青木翔コーチに師事していた縁で、渋野とともに練習ラウンド。そこで改めて気づかされたことがあったという。「(渋野とのプレーは)楽しくラウンドするのが一番だなと感じさせられます。体格もプレースタイルとかいろいろな面が全く違うので、心からゴルフを楽しんで1打1打集中してやるということを再認識しました」

 上野は昨年6月に2度目の受験でプロテストに合格。今季は最終予選会30位の資格で出場し、ここまでメルセデス・ランキング65位につける。優勝が一番なのは言うまでもないが、初シード獲得に向けても上位フィニッシュも大事になる。このチャンスで〝渋野の教え〟を生かせるか。