伝説のロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイが25日、ミステリーサークルを撮影した。自らのインスタグラムに画像を掲載し、驚きの言葉をつづった。レジェンドギタリストのもとには「宇宙人が作ったのか」「暇な農家の人が作ったんでしょ」など、続々と反響が寄せられた。果たしてこのミステリーサークルの意味とは…。

 ブライアンはインスタグラムに画像をアップし、「私はこれまで、ミステリーサークルを見たことがないので懐疑的でした。しかしリハーサルから飛行機で戻ってくる時、マールボロ(イギリスの地名)近くを飛んでいたら、これがありました。誰がこの興味深い数学的芸術の作品を作っているのですか? 人間による創作物ですか? それともET(地球外の存在)によって作られたものですか? どうやって? 目的は何ですか? 乾杯」と述べている。

 ミステリーサークルが騒がれるようになったのは1970年代後半からで、円形に倒された畑の穀物が、あまりにも精密な模様を描くため、宇宙人による創造説やプラズマによる形成説など議論を呼んだ。近年、ミステリーサークルは宇宙人が作ったものではなく、人間が作った芸術作品と見なされる傾向がある。

 しかし、中世の絵に悪魔が草を刈っているものがあり、これもミステリーサークルを描いたものだと言われている。昔から自然現象として起こっていた可能性があり、円筒形の妙な雲が現れるとサークルが出現することもある。

 ブライアンは天体物理学の博士号を取得しているが、今回のあまりの立派さに驚き、「ET」にまで言及している。

 確かにそのミステリーサークルは、八角形の外枠の中にノコギリ状のギザギザ模様があり、非常に複雑な形だ。中心には大きな円が一つあり、その周りを4つの円が囲んでおり、円は線でつながっている。
 オカルト評論家の山口敏太郎氏はこう語る。

「音楽関係者は、意外にもUFOが好きな人物が多いのです。ブライアン・メイは天文物理学者でありアーティストです。その彼がミステリーサークルを撮影したのは意義深いです。思い返せば、ジョン・レノンは恋人と一緒にUFOを目撃していますし、宇宙人から怪しい金色の、卵形の石をもらったことがあるぐらいです」

 また人気パンクバンド「ブリンク182」のフロントマンだったトム・デロングは、UFOにのめり込むあまり、「UFO研究をやりたい」としてバンドを脱退し、ロズウェル事件の暴露プロジェクトを行っている。

 山口氏は「これから宇宙と交信し、宇宙からメッセージを曲にするなど変わったミュージシャンが増えていくかもしれません。実はクイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーは、ある宇宙人の星で元気に暮らしているという都市伝説があります。今回のミステリーサークルは、フレディが宇宙人と一緒に地球にやってきた記念に残したものでしょうか」と指摘している。

 ちなみにミステリーサークルは日本だけの呼び方で、世界的にはクロップ(作物)サークルと呼ばれている。多くは英国の穀物畑で発生する複雑な模様のもの。その複雑さゆえに、そこに何らかのメッセージが込められているのではという見方がある。

 日本ダービーが行われるが、その馬券を暗示しているのか。1つの円、4つの円、八角形…①④⑧か。それとも、⑮ジオグリフは地上絵という意味。これも意味深だ。