25年以上続く“肉じゃが発祥地論争”、EXITりんたろー。「町おこしのお手本とするべき」

2024/02/16 18:04 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・EXITのりんたろー。(37歳)が、2月15日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。25年以上続く“肉じゃが発祥地論争”について、「町おこしのお手本とするべき」と語った。

番組はこの日、発祥地をめぐる論争に注目。肉じゃがをめぐって、25年以上も対立している京都・舞鶴市と広島・呉市の当事者が激論を交わした。

肉じゃがは、海軍の東郷平八郎氏(※最終階級は元帥海軍大将)から「留学中に食べたビーフシチューを作って欲しい」と命じられた部下が、試行錯誤の末に完成させた「甘煮」をルーツとする説が有力視されている。

この「甘煮」の作り方が書かれた教科書が発見されたことを根拠に、舞鶴が発祥地を宣言。しかし、その2年後に「舞鶴の10年前に、東郷さんが赴任していたからウチが元祖」と、呉が名乗りをあげた。

番組で双方に主張を聞くと、舞鶴側は「呉の主張はとんでもないウソです」と一蹴、呉側も「戦後に教科書が発見されたと言うが、僕たちは大空襲で燃えてしまって残ってないんよ」と譲らぬ姿勢を見せた。

また、調理方法をめぐっては、舞鶴は教科書通りの調理時間、呉は具材をそれぞれ忠実に再現するなど、意見が食い違う展開に。そんな最中、舞鶴と呉が裏で結託し、「グルメ交流会」を毎年開催していることが明かされると、番組MCを務めるEXITのりんたろー。は「毎年こすっているくだりを見せられた(笑)」とツッコミ。舞鶴側のゲストは「テレビや新聞社がたくさん取材に来て、交流会は大盛り上がり。最初は『呉をやっつけるぞ』と殴り込みに行ったのに、これだけ盛り上がるんやったら、決着をつけたらもったいないと思った(笑)」と本音を漏らした。

りんたろー。は「この論争を、町おこしのお手本とするべき。地元を盛り上げるために手を組み、あえて発祥地を決めない。まさにコレだなって思いました」とコメント。さらに「僕の地元である静岡・浜松市は、ある日突然『餃子の街』と名乗り出した。当時は、地元の人が餃子を食べている印象がなかったし、ライバルとされる栃木・宇都宮市の餃子の方が、レベルが違うくらい美味しかった(笑)。でも、手をあげ続けたことによって、浜松餃子が本当に美味しくなったし、餃子店も増えて盛り上がってきた。町おこしは『コレで行くんだ!』と決めて、ブレずに頑張ることが大事だと実感した」と話した。

相方の兼近大樹は「ライバルがいることは、レベルアップするためにも非常に重要」とした上で、「このまま切磋琢磨していったら、東郷平八郎が本当に食べたかったビーフシチューを超える日が来ます。舞鶴と呉でビーフシチューを超えていきましょうよ」とエールを送った。

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