SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)に所属していたタレントらが移籍した新会社STARTO ENTERTAINMENTが10日から本格始動した。

東京ドームで、初イベント「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」を開催。この日は13組72人のタレントが出演し、プロジェクト「STARTO for you」の楽曲とともに、ファンへの感謝や決意を伝えた。

船出にふさわしい幕開けだった。嵐の松本潤(40)とSUPER EIGHTの大倉忠義(38)が演出を手がけた新会社の初ライブ。Hey! Say! JUMP山田涼介(30)は「日頃応援していただいているファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、最高のパフォーマンスをお届けしたいと思います」と笑顔であいさつした。

ジャニーズ事務所は昨年10月、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けてSMILE-UP.に社名変更。同11月から被害者補償をスタートし、補償が終わり次第廃業する。同社に所属していたタレントや社員は希望者全員がSTARTO ENTERTAINMENTに移籍し、エージェント契約かマネジメント契約かを選択すると発表されていた。

この日午前0時、同社のタレント情報公式サイトがオープンした。同イベント大阪公演に出演予定のNEWSを含む14組75人に加えて、堂本剛(45)が独立したKinKi Kidsや、二宮和也(40)が独立した嵐も名を連ねた。掲載されたタレントやグループは、同社への移籍が完了したという。同社は「当社と契約した28組295名のタレントたちとともに新たなステージへと船出いたします」と記した。

ラストはこの日から配信のチャリティーソング「WE ARE」(CDは6月12日リリース)を出演者全員で歌った。全グループのあいさつが終わると、SUPER EIGHT村上信五(42)が「今日はとにかくここに足を運んでくださった皆さんが一番頑張ってくださったと思います。われわれ72名から拍手で恩返しさせてください!」と両手をたたいて感謝した。「本当の新たな1歩、スタートだと思います。まだまだ不安もあるかと思いますが、どうか明るい未来にお付き合いいただければ幸いです。ありがとうございました!」と締めた。