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雑誌「Weeklyぴあ」調査による、1月5日、12日公開の映画の満足度ランキングは、“ジプシー”と称されるロマ民族の音楽のルーツと魅力に迫る『ジプシー・キャラバン』がトップに輝いた。2位には結成12年目を迎える人気バンド、クラムボンの全国ツアーに密着した『たゆたう −GOOD TIME MUSIC of clammbon−』、3位には『ディープ・ブルー』の製作チームが5年の歳月をかけて地球の神秘的な姿を記録した話題作『アース』が入った。これまでもドキュメンタリー作品が上位を記録することは数多くあったが、ベスト3を独占するのは異例のこと。改めてドキュメンタリー作品が日本で定着・支持されつつあることを示す結果となった。(映画満足度ランキング表)

今週1位を記録した『ジプシー・キャラバン』は祖国を持たず、世界中に散らばって暮らしてきたロマ民族の音楽家たちのルーツと歴史に迫る作品。「ジプシーの奏でる音楽は情熱的で、愛と悲しみにあふれていた」「彼らの音楽のルーツとなっている、悲しみやはかなさを垣間見られた」「あまり知る機会のないジプシーの生き方は興味深い」など、厳しい差別のなかで生きてきた彼らの歴史と叙情性あふれる音楽に多く観客が感銘を受けた。

また、2位の『たゆたう −GOOD TIME MUSIC of clammbon−』は人気バンド、クラムボンの全国ツアーの模様を中心に構成されたファン待望の作品。「以前クラムボンのライブに行って味わった感動が、再び甦ってきた」「映像で観ても生のライブに負けないくらい臨場感があり、鳥肌が立った」と高い評価が寄せられた。また「ライブ映像がたくさんあるので入門編としてもオススメ」との声も聞かれ、今後、クラムボンのファン以外の観客の動員が期待される。

その他、瑛太ら人気の若手俳優たちが雪山を舞台に活躍する『銀色のシーズン』や、ブラッド・ピットがアメリカ史に名を残すアウトロー役に挑んだ大作『ジェシー・ジェームズの暗殺』などが公開された週。

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(本ランキングは、2008年1月5日(土)、12日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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