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『里見八犬伝』の八犬士役で、高杉真宙が強くなる!
2014年08月19日 09時45分 [演劇]
高杉真宙
高杉真宙

息をもつかせぬ展開が話題を呼んだ初演から2年。スペクタクル時代劇『里見八犬伝』が、キャストも演出も一新して再び上演される。前作にも出演し、今回は八犬士のひとり・犬江親兵衛を演じることになった高杉真宙が、作品の魅力を大いに語った。

『里見八犬伝』 チケット情報

2年前の初演では、犬田小文吾の弟・房八役を演じていた高杉。「前回は、八犬士になりたいと思ったまま死んでいく役だったので、犬江親兵衛という八犬士のひとりを演じられる今回は、まるで房八の夢がかなったみたいで、すごくうれしいんです」と、早くも意気が上がっている。八犬士になるにはこれまで経験したことのない殺陣が必須とあって、今から稽古にも余念がない。「親兵衛というのは、八犬士のなかでも強くてカッコいい役。佇まいだけで強く見えるようにならないといけないなと思っているんですけど、まだまだ難しくて(苦笑)。これから必死で練習して頑張りたいなと思います」。

『里見八犬伝』は江戸時代後期に、滝沢馬琴によって綴られた大長編小説が原作。「犬」の字を含む名字と、それぞれに、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の字が刻まれた玉を持つ八犬士たちのこの壮大な物語の魅力を、高杉はこう捉える。「玉に書かれている文字がその人の欠落した部分を表していて、そのトラウマみたいなものを乗り越えながら悪に立ち向かっていくというストーリーは、昔の話という感じがまったくしないというか。現代にも充分通じる面白さがあると思うんです。ちなみに、親兵衛が持っているのは、“仁”の玉。人の心がわからないというのはどういうことなのかなとか、親兵衛のことを深く理解して演じていけたらなと思っています」。

スカウトされて俳優になり、今では『仮面ライダー鎧武/ガイム』などで活躍している高杉だが、5年前のデビュー作は舞台だった。それだけに舞台にかける思いも強い。「前回も、舞台に立っている間は、台詞がなくてもその人物として動くんだということを学びました。この2年の間にそこからさらに成長したところを見せたいと思いますし。運命に導かれてみんなで悪と戦う物語なので、舞台の上でその運命を本当に生きて、みんなと力を合わせて戦っていきたいです!」。勢いある若い俳優たちの本気が感じられる舞台になりそうだ。

10月31日(金)から17日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。

取材・文:大内弓子

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