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佐奈宏紀「大事なものは変わらない」『祭』シリーズ初の稽古場見学会
2018年12月18日 10時30分 [演劇]
「歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭」稽古場より 撮影:岩村美佳
「歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭」稽古場より 撮影:岩村美佳

る・ひまわり×明治座「祭」シリーズ第8 弾「歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭」が12月28日(金)から東京・明治座にて上演される。その稽古場見学会が行われた。

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毎回、歴史ものをテーマに、第一部は芝居、第二部はオリジナルユニットによるショーという2部構成で上演される本シリーズ。今年は佐奈宏紀と内藤大希が主演を務め、第一部は『風林火山をす・る』という武田晴信(のちの信玄)と山本勘助の出会いを描く青春友情物語を上演。第二部は「KAI ROCK FESTIVAL」とし甲斐の国で超有名な(?)アーティストが集結する。

シリーズ初となった稽古場見学会は、約1000人の応募から参加権を得た20名の観客が参加。キャスト達の「稽古場にようこそ!」という掛け声で出迎えられ、和やかな雰囲気の中で稽古がスタートした。

披露されたのは第一部の2シーン。まずは佐奈演じる武田晴信と内藤演じる山本勘助が出会うまでのシーンだ。飯富虎昌(兼崎健太郎)、板垣信方(中村龍介)、小山田信茂(KIMERU)、甘利虎泰(滝口幸広)という「四天王」が当主・武田信虎(加藤茶)の命を「頂戴するしかない」と話し合い、晴信に弟の信繁(永田聖一朗)、信廉(田中涼星)と共に逃げるよう促すシーンは、内容はシリアスなはずなのだが、四天王の4人の自由すぎる芝居、そして弟ふたりのアドリブが、これぞ「祭」シリーズという面白さに。そんな空気の直後だが、晴信と勘助が出会うシーンでは、晴信の「人はみんなしあわせにならなくちゃいけない」という信念を、勘助が「自分が信じるように動いてみろ」と受け止める印象的なやり取りで引き込み、短い時間ながら本作の魅力をギュッと伝えた。

次に披露されたのは、貴城けい演じる上杉謙信と、小早川俊輔演じる宇佐美定満、加藤啓演じる直江兼続という上杉家の3人が、晴信と勘助に遭遇するシーン。ここでは上杉家がまさかの某有名マンガネタを披露。大笑いの稽古場に、貴城は「(お客様と近すぎる)この距離でやれた自分をほめてあげたい」とコメントしてさらに沸かせるなど、稽古場ならではの近さでコミュニケーションが取られた。

稽古後は演出の板垣恭一と共に、佐奈、内藤、辻本祐樹、木ノ本嶺浩から挨拶も。木ノ本は「今日観ていただいたようなことを日々積み重ね、面白い作品にしていきます」、辻本は「試行錯誤しながら板垣さんとつくっていきます」、内藤は「ふたりで座長としてさらにがんばっていきたい所存です」、佐奈は「新しい挑戦もありますが、大事にしているものは変わらないので、ぜひ一緒に楽しみましょう」とそれぞれ話した。

公演は12月28日(金)から31日(月)まで東京・明治座、2019年1月19日(土)大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

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