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FC東京が3か月ぶりに味スタに帰って来る。試練の8試合連続アウェイを4勝2分2敗で乗り切り、19勝5分7敗・勝点62の首位でホームに舞い戻ってくるのだ。勝点1差で追ってくる2位横浜F・マリノスとは最終戦で雌雄を決する。いよいよ残り3試合、悲願のリーグ戦初優勝に向けて、大詰めを迎える。

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アウェイ8連戦は序盤の5試合で1勝2分2敗と失速の危険性をはらんでいた。事実、サガン鳥栖に1-2で敗れた第28節では、鹿島アントラーズに首位を譲った。そのままズルズル後退する危険性もあったが、ヴィッセル神戸に3-1で勝利を飾ると潮目は変わったのだ。6分・MF高萩洋次郎、10分・MFアルトゥール・シルバと開始早々にゴールを決めると、守ってはアンカーのセルジ・サンペールを分断し、神戸の攻撃を封じた。後半は押し込まれたものの3-1で勝利。続く大分トリニータ戦でも 5分にFW永井謙佑、7分にDF渡辺剛と早々に2得点を奪い主導権を握る。前半はハイプレス、後半は人数を割いて自陣でブロックを敷く守備で得点を許さず、してやったりの2-0。前節・ジュビロ磐田戦では拮抗した試合展開の中、53分にFWディエゴ・オリヴェイラが決めたPKを守り切り1-0。見事3連勝で首位奪還となったのだ。

磐田戦後、長谷川健太監督は「終わってみれば、非常にタフな試合が続いた。最初の2、3試合はなんとかなるかなという甘い考えもあったが、難しい展開になることが多かった。移動もアウェイが続くと日程的に間隔が短く感じる。神戸戦から勝ち始めたけど、あれがいい結果でなければ最後まで難しくなった可能性もあった。ホームで試合ができないことは選手たちも難しかったと思う。なんとか首位でホームに戻ってくることができた。本当に選手、クラブ、サポーターには感謝したい」とアウェイ8連戦を振り返った。

一方、味の素スタジアムへ乗り込んでくる湘南ベルマーレは苦しい戦いが続く。�ﾞ貴裁監督がパワハラ問題でベンチを外れてから9試合勝利なし、6連敗と泥沼状態に陥った。直近6試合のうち4試合は無失点、2得点20失点……。これで9勝4分18敗・勝点31の16位とJ1残留争いを強いられている。17位・松本山雅FCとは勝点1差である。直接対決で5戦勝利なし、2勝1分8敗と苦手とするFC東京相手にも勝点を取らなければならない。

『明治安田J1』第32節・FC東京×湘南は11月23日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。当日は場者先着1万5000名にオリジナルコラボバンダナをプレゼント。今季ホーム開幕戦に続き、プロラグビー選手・畠山健介が特別ゲストとして登場する。チケット発売中。