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2005年の初開催以来、良質な韓国映画を数多く紹介し続けている『韓流シネマ・フェスティバル』が今年も開催される。昨今、ささやかれている「韓流ブーム」の失速とは無縁の場所で地道に作品を紹介し続けてきた本フェスティバル。今回も多様な上映作品が揃い、映画ファンを魅了することになりそうだ。

韓国映画を取り上げる特集上映は数多く存在するが、本フェスの特徴は何と言っても、上映作品の幅の広さ。ドラマ「パリの恋人」のパク・シニャンが主演し、父娘の絆を描く『まぶしい日に』や、ドラマ「私の名前はキム・サムスン」のキム・ソナ主演のアクション・ラブコメ『恋の潜伏捜査』など、韓流ファン待望の新作が続々と登場する一方で、『浮気な家族』や『ユゴ 大統領有故』など問題作を発表し続けるイム・サンス監督が80年代に起こった民主化運動に翻弄される若者たちを描く力作『なつかしの庭』など、映画ファンを唸らせる実力作も数多く上映される。

また、本フェスは会期が長いのも特徴のひとつ。今回も東京は3月1日(土)から3ヵ月に渡って開催される。「お目当ての1本」はもちろん、これまで馴じみのなかった監督や俳優たちが手がける作品も鑑賞して、韓国映画の幅広さと奥深さを堪能してみてはどうだろうか。

現在発売中の「Weeklyぴあ」では本フェスティバルの特集ページを掲載。詳細な作品紹介やタイムスケジュール発表のほか、チケット先行ハガキ受付も行っている。

■韓流シネマ・フェスティバル2008春　上映作品
『まぶしい日に』　監督：パク・クァンス　出演：パク・シニャン
『ひまわり』　監督：カン・ソッボム　出演：キム・レウォン
『最強ロマンス』　監督：キム・ジョンウ　出演：イ・ドンウク
『覆面ダルホ〜演歌の花道〜』　監督：キム・サンチャン　出演：チャ・テヒョン
『マドレーヌ』　監督：パク・クァンチュン　出演：チョ・インソン
『家族の誕生』　監督：キム・テヨン　出演：オム・テウン
『なつかしの庭』　監督：イム・サンス　出演：チ：ジニ
『ス』　監督：崔洋一　出演：チ・ジニ
『ハープ』　監督：ホ・イソム　出演：カン・へジョン
『ジェニ、ジュノ』　監督：キム・ホジュン　出演：キム・へソン
『暴力サークル』　監督：パク・キヒョン　出演：チョン・ギョンホ
『残酷な出勤』　監督：キム・テユン　出演：キム・スロ
『台風太陽〜君がいた夏〜』　監督：チョン・ジェウン　出演：チョン・ジョンミン
『恋の潜伏捜査』　監督：パク・クァンチュン　出演：キム・ソナ

韓流シネマ・フェスティバル2008春
シネマート六本木、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
六本木：3月1日(土)〜5月30日(金)　心斎橋：3月15日(土)〜

チケット情報

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