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大野智と佐藤アツヒロが、大野主演のシリーズ最新作、プーシリーズEpisodeI「アマツカゼ〜天つ風〜」で舞台初共演する。その製作発表が東京都内で17日開かれた。
大野主演の「風(プー)」シリーズは今までに「センゴクプー〜戦国・風〜」(2003年)、「バクマツバンプー〜幕末蛮風〜」(2005年)、「テンセイクンプー〜転世薫風〜」(2006年)と続き、この「アマツカゼ」が4作目。「センゴクプー」の剣を持たない主人公の誕生秘話を“エビソードI”として描く。
製作発表会場には兜と甲冑が二つ並び、物語の舞台となる戦国時代を思わせる。会場が暗くなった次の瞬間、ライトが明滅。ステージには軽やかな殺陣アクションを交えて次々とキャストが登場、それぞれの決めポーズを披露した。舞台さながらの鮮やかなオープニング終了後着席した出演者の顔ぶれは、主演の大野とその仇敵役の佐藤のほか、舞台初挑戦の芦名星、松本まりか、作・演出もつとめるきだつよし。抱負を話し始めた大野は激しいアクションの直後で息が荒く、「ハアハア言ってすいません(笑)」と呼吸を整える一幕もあった。
「シリーズが自身の代表作になってきた実感は?」との質問に、座長の大野は「今まで3作品やってみて、僕が助けられてるなと一番感じまして。きださんはもちろん、スタッフの皆さんにアドバイスいただいたり、みんなで作ってきたという感覚が強いですね」と謙虚なコメント。今回の舞台への意気込みについても「カンパニーがひとつになってやっていくこと。みんなで話し合ったり意見を出し合って本番までに素晴らしいひとつのものを作れたらいいなと思ってます」とチームワークの重要性を口にした。一方、舞台経験豊富な佐藤も、舞台の魅力を「同じことをやってるにもかかわらず毎日毎日違うんですよね。その日の生きた物語をみんなで作り上げるのがとても楽しくて素敵なこと」と語り、ふたりの情熱に温度差はない。
佐藤は後輩である大野の舞台出演作を全部観ているとのことで、初共演にもかかわらずすでに「一緒に共演した感がある(笑)」と大野が言えば、「何気にファンだったりするのかも?」と佐藤が返す。息の合ったところを見せるふたりだが、「大野くんは殺陣もめちゃめちゃうまくてスピード感がある。ガチンコで勝負したい」(佐藤)、「アツヒロくんがどういうふうに来るのか想像できない。楽しみです」(大野)などの言葉に、よきライバルとして互いに切磋琢磨していく予感も感じさせた。
東京公演は3月21日(金)から4月7日(月)まで青山劇場にて、大阪公演は4月24日(木)から28日(月)までNHK大阪ホールにて上演される。チケットは2月16日(土)発売開始。
(取材・文 山越えみ)
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