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3日間で44億! 驚異的なスタートを切った映画のヒットの理由とは?
2008年01月23日 09時00分 [洋画]
(C) 2008 Paramount Pictures. All rights reserved.

手持ちのカメラによって撮影されたパーティ風景、頭のない自由の女神像、逃げ惑う人々…が映し出される予告編が話題の映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』。中身は一切明かされず、謎に包まれていた本作が1月18日に全米で公開され、公開3日間で4100万ドル(約44億円)となり、2008年最高のオープニング記録かつ1月公開作品で歴代新記録を樹立した。

『LOST』『M:I:V』で世界中を魅了したJ.J.エイブラムスのプロデュースによる本作は、全米公開直前まで映画にタイトルを付けず、動画共有サイトYouTubeで謎の日本の石油会社「タグルアト」のニュース動画を各国語で配信するなど、これまでの映画宣伝とは異なる中身を明かさない宣伝が行われた。その結果、WEB上では、劇中に登場する“未知の生物”の予想が自発的に行われ、ニュース動画を個人がブログに貼り付けて話題にするなど、情報を自らブログや動画共有サイト、ソーシャルネットワークサービスサイトといったWEB上に掲載する人々が多数出現、その結果がこの興行収入に現れていると言っても過言ではないだろう。また、既に米国を含め、日本以外の地で観た人が自分のブログに感想を書き込み、それが再び話題となり、まだ観ていない人の欲望を掻き立てる結果となっている。

映画のプロモーションの手法として、ここ数年公式HPの設置は当然のこととなり、大手ソーシャルネットワークサイトでは、ほぼ一年中映画の広告が流れ、動画サイトやポータルサイト、携帯サイトでも映画情報は必ず掲載されるなど、WEB媒体における映画のプロモーションは年々拡大傾向にある。が、WEB媒体の特性を使って、ここまで大きな話題を巻き起こした映画も珍しく、今後、この成功の影響を受け、第二の『クローバーフィールド/HAKAISHA』となるべく、単なる情報掲載でなく、どのようなサイトを使って、どの程度の情報量を、どのタイミングで流出させて話題を巻き起こすのか、WEBでのプロモーションがより一層注目を浴びるようになることだろう。

『クローバーフィールド/HAKAISHA』
4月5日(土)、TOHOシネマズ他全国ロードショー

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