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「ラブシーンではなく真実の探り合い」問題の性描写を監督が語る
2008年01月28日 12時30分 [洋画]
(左から)ワン・リーホン、アン・リー監督、タン・ウェイ

2007年のヴェネチア映画祭でグランプリ(金獅子賞)を獲得したアン・リー監督の最新作『ラスト、コーション』のジャパンプレミアが、1月24日に都内のホテルで開催された。スケジュールの都合により、主演のトニー・レオンの来日が急遽キャンセルになったものの、監督のアン・リーをはじめ、主演女優のタン・ウェイ、ワン・リーホンらが顔を揃え、華やかなジャパンプレミアとなった。

本作はアイリーン・チャンの短編小説を基にした危険な愛の物語。第2次大戦下、激動の上海を舞台に女スパイと政府要人のスリリングな恋愛模様が描かれ、中でも大胆な性描写が世界各国で話題となっており、日本でもR18指定作品となっている。その問題のシーンについて質問が飛ぶと、監督は「あれは単なるラブシーンではない。どこに真実があるのかを探り合う重要な場面であり、私の今までの作品の中でも最も特別」と語り、作品に対する手ごたえを感じさせた。一方、映画デビュー作でいきなり過激なシーンに挑んだタン・ウェイは、「(あのシーンは)私にとっても大きな試練だった。おかげでとても成長できたと思う」と堂々とコメント。“さすが巨匠が見初めた大器!”と報道陣をうならせた。最後に、前作『ブロークバック・マウンテン』に主演したヒース・レジャーが急逝したことについてコメントを求められると「この場で話すことではないが、とても遺憾に思っている」と、隠しきれない悲しみを露わにした。

監督自身が“とてもアジア的な感性の映画”と評する『ラスト、コーション』。全米では既に公開され、その性描写に対して様々な意見があるものの、大ヒット作品となっている。日本での公開を楽しみに待ちたい。

『ラスト、コーション』

2月2日(土)よりシャンテシネ、Bunkamuraル・シネマほかにて公開

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