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『恋する惑星』『2046』で知られるウォン・カーウァイ監督の最新作『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウが出演することでも話題となっている本作は、監督初の英語作品でもあり、“距離”をテーマにしたとびきりスイートなラブ・ストーリーに仕上がっている。公開を前に、2月14日、ウォン・カーウァイ監督が来日、バレンタインにちなんだカップル限定の特別試写会で舞台挨拶が行われた。
映画にちなんで、ブルーベリー色のネクタイと靴下を身につけて登場したウォン・カーウァイ監督。「映画は人生のデザートのようなもの。本作も人生をより大きく育むためのデザートになれば」と作品をPRした。この日は、国際派女優、菊池凛子もかけつけ、監督にブルーベリー色の花束、さらには直径1メートルの巨大ブルーベリーパイをプレゼントして監督を驚かせた。監督と菊地は、昨年のカンヌ国際映画祭で知り合ったそう。『バベル』での菊池の演技を絶賛した監督は、自分の作品に菊池を起用したいか、との問いに「絶対に機会はあるし、楽しみにしています」と菊池にラブ・コールを送った。
本作は、ノラ・ジョーンズ扮する主人公が失恋を忘れるために旅に出て、そこで出会った人々との交流から自分自身も見つめ直していくというストーリー。菊池は「何かを求めて自分を探す旅に出る、というのは自分とリンクして気持ちが重なった」と語り、本作に共感したようだ。共演は、旅先で出会う人々に、デイヴィット・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンら、そして、彼女を特製のブルーベリ・パイで癒し、旅からの帰りを待つ男役がジュード・ロウと、いずれもアカデミー賞にノミネートされた実力派俳優たちが揃っている。監督は、演技未経験であるノラを起用したことに対し、「最初は音楽を頼むつもりたっだけど、会っているうちに“出演してみない?”と声をかけた。このストーリーも彼女がツアーで各地を巡っていたことから、自然発生的に生まれたんだ」と、その経緯を明かした。また、「彼女は短い撮影期間の中でよくやってくれた。素晴らしい才能の持ち主だ」と語り、彼女の起用に大満足だったようだ。
今回、監督が一番力を入れたのは、菊池も「可愛らしいスイートなシーン」とお気に入りの、ノラとジュードのキスシーン。この甘〜い1シーンからも伝わるように、アメリカの地で、恋愛映画の名手ウォン・カーウァイの、美しく、甘酸っぱいラブ・ストーリーが完成した。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
3月22日(土)より、日比谷スカラ座ほか、東宝洋画系にて全国拡大ロードショー
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