あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

映 画

あさま山荘事件の裏側に迫る映画が公開 監督による過激な裏話も
2008年02月26日 09時50分 [舞台挨拶]
(C)2005『実録・連合赤軍』制作委員会

世界的な評価を受ける日本映画界の鬼才、若松孝二監督の最新作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』が、いよいよ3月15日から公開される。若松監督曰く「生きているうちに描かなくてはならなかった題材」と断言する本作が、公開に先立ち2月28日に先行上映が行われる。

自身のこの作品は、昭和の大事件として今も多くの人々の記憶に刻まれる「あさま山荘事件」の全貌に迫った190分の超大作。先日行われたベルリン映画祭では、見事に最優秀アジア映画賞と国際芸術映画評論連盟賞の2賞に輝いた注目作だ。

これまで「あさま山荘事件」は、政府や警察といった権力側から描かれることが主。この偏った見方に異を唱える若松監督は、連合赤軍メンバーである坂東國男から直接聞いた話をもとに、連合赤軍の成り立ちから事件後に発覚した壮絶なリンチ事件、そして山荘内で何が起きたのかを克明に描き出す。中でも、鉄球が山荘に打ちつけられる中、室内でメンバーがどんなやりとりをしていたのかは、今まであまり語られていないところ。今回の作品では、その長らく明かされないできた事実にもしっかりと焦点が当てられている。ちなみに、この撮影で使った山荘の建物は、なんと若松監督自身の別荘。鉄球に替わりブルドーザーを突っ込ませたりして破壊された別荘は取り壊され、その場所は今、さら地になっているそうだ。また、この監督の気合を受けて、連合赤軍メンバーに扮した若手キャストが各役を体現。これまでみたことのない、凄まじい熱を帯びた演技を見せるARATAをはじめ、役者たちの鬼気迫る演技も大きな見どころだ。先行上映会当日は若松監督がかけつけ、舞台挨拶も行われる予定で、めったに聞けない撮影秘話や事件に関する過激な裏話も飛び出すかも。この、ひと足先に“目撃”するチャンスをお見逃しなく。

文・水上賢治

【先行上映】
日時:2月28日(木) 20時45分開場、21時開演(24時15分終了予定)
場所:テアトル新宿 (新宿駅東口伊勢丹メンズ館隣B1F)
入場料金:2000円 ※チケットぴあにて発売中

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
3月15日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開

チケットぴあ

映画のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る