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「大物は、努力に結果がついてきている」未来の大女優ダコタが語る演技論
2008年02月29日 10時00分 []
クリス・ワイツ監督、ダコタ・ブルー・リチャーズ  撮影・筧みゆき

『ハリー・ポッター』、『ナルニア国物語』とファンタジー映画がブームを巻き起こしている昨今。少年が主人公の映画が多い中、お転婆で強情、勇敢な少女を主人公にした『ライラの冒険 黄金の羅針盤』が3月1日より公開される。VFXに目を見張る本作の監督は、ヒューマン・コメディを得意とするクリス・ワイツ。主人公は、新人のダコタ・ブルー・リチャーズ。初めてづくしの世界に飛び込んだ2人が最も大事にしたこと、さらにあの大物女優との共演について話を聞いた。

原作は『ハリー・ポッター』を卒業した人が次に手に取る文学作品と言われている。ハリーと同様、“運命の子”と言われるライラだが、闘うべき相手はわからず、他のファンタジー作の真面目主人公とは大きく異なる。クリス監督は、「作り手が勝手にライラを男の子にしたり、お転婆ではない女の子にしてしまったりすることもできました。でも、ライラのキャラクターこそが、この作品のカギなのです」と語る。世界を変えるほどの力を秘めた少女ライラについて、ダコタは、「普通の女の子と変わらない」と話す。「彼女はものすごく勇敢だけれど、スーパーヒロインではありません。もし友達がさらわれなければ、今でも遊んでばかりのハッピーな生活を送っていたかもしれない。冒険に巻き込まれ、必死に自分の中にある勇敢な部分を出そうとしている。だけど、心の底では怖がっている、普通の女の子なんだと思ってもらえるように演じました」。

本作では、人々が“ダイモン”と呼ばれる守護精霊を連れたパラレルワールドを舞台に、鎧グマ、真理を告げる羅針盤などが登場、その映像の美しさは観ているものを圧巻させる。しかしクリス監督は、「現場で役者と会い、役者はその役にシンパシーを感じ、そして観客が感情移入していくことができる映画でなければ、どんなに技術がすごくてもダメだと思っています」と断言。アカデミー賞で視覚効果賞を受賞していることもあり、映像のダイナミックさが注目されがちな本作だが、描かれている人間の内面こそ、監督が気を配っている部分という。

妊娠中のニコール・キッドマン来日も話題となった本作だが、ダコタはこの主役級大物俳優達との共演によって、一流の空気を思う存分味わい、そして自らの女優業を進むための糧にした。「彼女たちを見ているだけでわかることは、ものすごい努力をしていること。そして、その努力に素晴らしい結果がついてきているということ。私も頑張れば、いつか彼女達みたいになれるかもしれないと夢を与えてくれました」。ライラに負けないぐらい芯が強い美少女“ダコタ”を、世界が大女優として認める日は遠い未来ではないかもしれない。

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』3月1日(土)公開

取材・文:筧みゆき

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