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女性が殺到する“大人限定”の恋愛映画特集。その成功の秘訣とは?
2008年02月29日 14時20分 [映画その他]
『微風』

「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.4」が3月1日(土)から東京・東中野にあるポレポレ東中野で開催される。日ごろは成人映画館でのみ上映されるピンク映画を一般の劇場で上映する特集も今回で4回目。回を重ねるごとに動員を伸ばし、今では立ち見客まで出るようになった本イベントの魅力と成功の秘訣はどこにあるのだろうか。

先のベルリン映画祭で2部門を受賞した若松孝二監督や、『それでもボクはやってない』の周防正行監督など、豊富な人材を日本映画界に輩出し続けているピンク映画。その上映は成人映画館に限られていて、多くの映画ファンの目に触れる機会は少ない。しかし、海外の映画祭で話題を呼んだ『花井さちこの華麗な生涯』や人気の映画作家・いまおかしんじ監督の『かえるのうた』など、話題の作品が一般の劇場で上映されると、多くの観客が足を運び、高い評価を受けている。そこで、2006年、東京・東中野のミニシアター、ポレポレ東中野と、SPOTTED PRODUCTIONSが共同でイベントを企画。優れたピンク作品を厳選し、連日2本立てで上映する特集を開始した。

本イベントの特徴は企画当初から成人映画館に足を運びにくい女性を意識したイベント運営をしているということだ。「上映作品のセレクト、タイトル、チラシのデザインにいたるまで女性を意識しています」と配給を手がけるSPOTTED PRODUCTIONSの直井卓俊氏は言う。“ピンク映画”と聞くとどうしても成人男性向けをイメージしてしまうが、そこに描かれる恋愛模様は女性客をも魅了する内容となっている。現在は主催者側の努力の成果もあり、女性客が増加。前回の特集上映では最前列をすべて女性が占める日も。中には「終電がないんだけど…」と言いながら、遠方から駆けつける女性客までいるという。

多くのピンク映画がDVD化されず、劇場での再上映まで鑑賞のチャンスがない現在、本特集は非常に貴重な機会と言える。明日から始まる第4弾に加えて、4月12日(土)からは監督デビュー作ばかりを集めた「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.5」の開催も決定。今後の動員次第では東京以外での開催も視野に入れているとのこと。映画館でしか楽しめない、大人の恋愛映画特集。男女問わず、映画ファンの方は足を運んでみてはどうだろうか。

■「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.4」上映作品
3月1日(土)〜2日(日)『つまらないあたしのどうでもいい物語』/『笑い虫』
3月3日(月)〜4日(火)『微風』/『つまらないあたしのどうでもいい物語』
3月5日(水)〜7日(金)『ヒロ子とヒロシ』/『再会迷宮』
ポレポレ東中野にて連日21:00より上映

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