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90年代にメガヒットした多田かおる原作の大人気コミック「イタズラなKiss」(通称：イタキス)がテレビでアニメ化されることになり、3月11日、東京・恵比寿にて制作記者会見が行われた。会場には、ヒロインの声を担当する水樹奈々、アニメ監督のヤマサキオサム、多田かおるの夫・西川茂、当時多田のアシスタントだった片貝まこ、オープニング・テーマを担当する秦 基博が登場。多田かおるの命日であるこの日、夫であり原作者代表の西川茂は、「残された構想メモや、当時彼女と話した内容から未完の部分のストーリーを構成し、今回のアニメ化で完結することに決定しました」と話した。

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本作は1990年から1999年にかけて『別冊マーガレット』(集英社)で連載され、コミック全23巻で2700万部を超えるセールスを記録した人気マンガ。1996年には佐藤藍子主演でテレビドラマ化され、2005年には台湾でもドラマ化されアジア13か国で大ヒットした。1999年3月に多田かおるが急逝したことにより連載が終了し、未完成のままとなっていた。

主演を務めることになった水樹は、「小学校の頃から、ワクワクして読んでいました。アニメにならないかずっと待っていましたし、まさか自分が担当するとは思わなかったので感激しています。この作品や琴子というキャラクターにはいろんな力をもらっているのでもてる力の全てをぶつけてがんばります」と思いを語った。

オープニング・テーマを担当する秦 基博は「原作を読んで、明るく楽しいイメージで書き上げました。5月の初のホールツアーでも早速演奏します」とコメントし、ギター1本でオープニング・テーマ曲「キミ、メグル、ボク」ほかを披露した。本作は、秦の2008年度リリース第一弾シングルとして4月23日にリリースされる。また、エンディング・テーマはGO!GO!7188が担当。この日出席できなかったが、思い入れたっぷりのビデオコメントが届き、会場を沸かせた。エンディング・テーマ「片思いファイター」は5月28日(水)に発売される。

テレビアニメ「イタズラなKiss」は、TBSで4月4日(金)、CBCで4月9日(水)、サンテレビで4月15日(土)より放送がスタートする。