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日本で大ヒットの『いつか眠りにつく前に』 全米大コケの理由とは?
2008年03月14日 11時36分 [洋画]
日本版ポスター

クレア・デインズ主演、メリル・ストリープ、ヴァネッサ・レッドグレイヴという2大アカデミー女優らが出演する映画『いつか眠りにつく前に』。日本で現在ヒットしている本作だが、『EVENING(原題)』として2007年6月に全米で公開された際は全米900館以上での公開に関わらず、興行ランキングは10位のスタートでお世辞にもヒットとは言えない成績。日本では、幅広い年代層の女性からの支持を得て、ヒット作品となっている本作だが、そのヒットの秘訣は実は宣伝方法の変更にあったことがわかった。

本作には、メリル・ストリープとその娘であるメイミー・ガマーが出演(ヴァネッサ・レッドグレイヴと、その娘であるナターシャ・リチャードソンも出演)しているが、実は監督は、当初、メイミー・ガマーの出演を決定したとき、メリルの娘とは知らなかった。が、その後、メリルに出演依頼をしたところ、自分の娘が、自分が出演することで目立たなくなるのを避けるため、名前の表記を娘より自分を後ろにすることを最低条件に。その後、映画のポスター製作の際にも、メリルの宣伝担当者が「他のキャストよりも大きく扱え」といった条件を出すなど、大揉めとなり、結局作品の内容をちゃんと伝えるポスターが出来上がらず、米国では大物キャストの登場にもかかわらず、大コケしてしまったそう。

日本では、その反省を踏まえて、主演のクレアらが写り、作品内容が伝わるポスターや映画写真を広告宣伝で製作。それが今日のヒットにつながっていると考えられる。公開初日に行われるぴあ満足度調査で第2位を獲得するなど、観客からの評価も高い。1本の映画を公開し、映画館に足を運んでもらうためには、多くの媒体に露出するだけでなく、その映画をどう伝えるか、広告宣伝が重要性だということがよくわかる一例となった。

『いつか眠りにつく前に』
公開中

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