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3月14日より公開されているディズニーの新作映画『魔法にかけられて』。新しいプリンセスが登場するだけでなく、本作はディズニーお得意のアニメーションで描かれた“おとぎの世界”と、実写で描かれた“現代のNY”の世界が融合している点でも話題になっている。全米では公開週末に興行収入1位を記録、公開後5日間で5004万ドル(約50億円)を超える大ヒット作品となっている。本作の監督を務めたケヴィン・リマ監督に、本作がここまでヒットした理由を聞くと、「家族全員で楽しめて、前向きなメッセージを発信している作品だから」という返事が返ってきた。
本作は、おとぎの国“アンダレーシア”に暮らすプリンセス・ジゼルが、エドワード王子との結婚式の日、邪悪な女王に騙されて世にも恐ろしい世界“現代のNY”に追放されてしまうというストーリー。劇中には、現代のNYを代表するようなキャリアウーマンのナンシーも登場する。本作のケヴィン・リマ監督へのシネマぴあからのインタビューで、「社会としては、女性は自立していなければいけないという考え方がある。だけど、一方で、彼女は内面では愛情を欲している。その現代の女性の複雑さを描くために“ナンシー”を登場させたんだ」と、監督はナンシーの持つ役割について語る。「ナンシーは本当の自分を隠して、周りが自分をどう見ているか、で生きている。一方、プリンセスのジゼルは正反対で、自分を隠さずに素直に生きているんだ」
監督が、“おとぎの国”と“現代のNY”を登場させてえがいたのは、「自分に正直であれば幸せを見つけられる」という、現代を生きる人々へのメッセージ。そのメッセージを劇中で体現するジゼル役には、エイミー・アダムスを大抜擢した。「他の女優たちが、ふざけてプリンセス役を演じていたのに、彼女は真剣にプリンセス役を演じることができた。見た目も、ディズニーアニメそのものだと思ったんだ」
全米では、11月21日に公開され、興行収入1位での登場となっている。その理由について監督は、「落ち込むような暗く重い作品が多い中で、家族全員で前向きに楽しめる映画だからじゃないか」と話す。子どもの頃からディズニー映画が大好きで、5歳の時に映画『ジャングルブック』を観て、母親に「大きくなったらあれを作る」と言った宣言を実現させ、子どもから大人まで楽しめる作品を作り上げてしまった。そんな夢を決してあきらめない素直さ、まっすぐな心が作り上げた『魔法にかけられて』。観終えた後に幸せな、ポジティブな気分になる映画に仕上がっている。
『魔法にかけられて』
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