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ブロードウェイ・ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が宝塚歌劇団星組によって日本初演される。その製作発表会見が27日に行われ、主演する安蘭けいのほか、遠野あすか、柚希礼音、演出の小池修一郎らが出席した。
『スカーレット・ピンパーネル』とはイギリスの作家バロネス・オルツィの小説をもとに、『ジキル&ハイド』などで知られるフランク・ワイルドホーンの音楽により、1997年にブロードウェイで初演された作品。フランス革命を背景に、革命政府に捕らえられた貴族たちを救い出すイギリスの秘密結社の首領、パーシー・ブレイクニーの活躍を描く冒険活劇だ。実は宝塚歌劇団はこの物語を『紅はこべ』のタイトルで1979年、1995年に上演し、人気を博している。同じ物語がブロードウェイを経た別作品として宝塚の舞台に再登場するというのも興味深い。歌劇団理事長・小林公平も「新たな宝塚の財産になれば」と期待を寄せる。
主人公パーシー・ブレイクニーを演じるのは、宝塚歌劇団屈指の実力派と称される安蘭けい。「ワイルドホーンさんの作品に出られて嬉しい。自分は最近悪役が続いていて、今回は正義感溢れるスーパーヒーローなので、私のイメージも黒から少しすっきりした色合いになるかなと期待しています」と茶目っ気を見せつつ意気込みを語る。パーシーの妻であり実はフランスのスパイであるマルグリット役の遠野あすかは「歌が大好きなので、今回のような大作ミュージカルに出させていただけることを嬉しく思います。素敵なお衣裳も着させていただけそうなので、豪華な世界に浸ってみたい」、パーシーと対峙するショーヴラン役の柚希礼音は「悪役をやるのが初めてなので楽しみ。皆様がびっくりするような悪役になれれば」とそれぞれ語った。
会見では今回の星組公演のためにワイルドホーンが書き下ろしたという新曲『ひとかけらの勇気』などを、豪華な衣裳をまとった出演者3名が熱唱した。歌唱力にも定評のある安蘭・遠野コンビ率いる星組が挑む大作ミュージカル、本番を期待したい。公演は6月20日(金)から8月4日(月)に兵庫・宝塚大劇場にて上演。チケットは5月10日(土)一般発売開始。その後、8月22日(金)から10月5日(水)まで東京宝塚劇場にて行われる。
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