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7月8日(火)閉店を発表している大阪・道頓堀の名物食堂「大阪名物くいだおれ」の看板人形「くいだおれ太郎」が、5月7日、話題のブロードウェイ・ミュージカル「TRIP OF LOVE」に出演を果たした。約60年もの間、太鼓を叩き続けてきた太郎は、男たちが勇ましく和太鼓を叩くシーンで共演。

くいだおれの柿木道子会長は「スピード感・迫力と展開の速さの中に、どこか懐かしさを感じ、'60年代の道頓堀を思い出しました。こんな素晴らしいステージに息子・太郎が出演させて頂いたことが感慨無量です。太郎も、最後にこんな大舞台でキレイな方々と共演させてもらって幸せものです」と自慢の息子の晴れの舞台を喜んだ。

太郎に出演交渉をした公演の総合プロデューサー出口最一も「くいだおれが閉店すると聞いて、何かしたいと思った。トライアウト公演も大阪がすごく好きでやろうと思った。今回も道頓堀が好きで、昔は朝日座で文楽を見た後にくいだおれに行ってよくご飯を食べたんです。だから、少しでも恩返しがしたかった。こんな素晴らしいジョイントが出来るなんて夢のようです」と感想を語った。

今回、太郎が出演した『Broadway Musical Revue トライアウト公演 「TRIP OF LOVE」』はブロードウェイで本格上演前に行うトライアウト公演。ブロードウェイのトライアウト公演が行われるのは、日本はもちろん、アジアで初、大阪で開催されている。キャストも実際にブロードウェイ・ミュージカルの舞台に立っているユニオン(米国演劇俳優組合)のメンバーが出演しているだけに、歌もダンスも超一流。正真正銘、ホンモノのブロードウェイ・ミュージカルが見られる貴重な機会だ。公演は5月28日(水)まで、大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA! にて上演される。

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