タレントweeker

来春公開予定の映画『レイン・フォール／雨の牙』の製作発表が22日、都内の東映東京撮影所で行われ、主演の椎名桔平、長谷川京子、柄本明、ゲイリー・オールドマンらが出席した。

全米でベストセラーとなり、日本でもシリーズ4作が翻訳されたハードボイルド小説「雨の牙（原題：Rain Fall）」を映画化。東京を舞台に、椎名演じる日系アメリカ人で殺し屋のジョン・レインが政権汚職と利権をめぐる陰謀に巻き込まれ、オールドマン演じるCIA支局長に命を狙われるというストーリー。4月末にクランクインし、渋谷や銀座、六本木など都内でロケを敢行。6月下旬に米ニューヨークでクランクアップを予定している。

出演者は撮影の合間を縫って会見に登場。武術経験を持つマックス・マニックス監督からアクション指導を受けた椎名は、「マックスから『“ボーン”シリーズや“007”シリーズを見るように。特に“ボーン”シリーズのメイキングは見てほしい』と言われました」と役作りについてコメント。『レオン』などで知られるベテランの英国人俳優オールドマンとの共演については、「一番好きな俳優なので、今こうして彼の横にいることが信じられない。役者をやってて良かった」と興奮気味に話した。

物語のカギを握るヒロイン役の長谷川も「ゲイリーさんと共演できるなんて夢のよう。絡みのシーンはありませんが、私もゲイリーさんのテンションに負けないように頑張りたい」と意欲満々に語った。

この日で撮影が終了したオールドマンは「彼らとともに、この東京で貴重な時間を過ごせたことがうれしい。撮影中はファンから声をかけられましたが、囲まれたり騒がれたりはしませんでした。まさか僕が東京にいるとは思わないですからね。でも一人だけ、宿泊先のホテルに7回も訪ねてきた熱狂的な女性ファンがいました」と撮影のエピソードを披露。オールドマンと初対面の柄本が「かみさん（女優の角替和枝）からサインもらってきてと頼まれているんです」と話すと、オールドマンは「まさかホテルに7回も訪ねてきた方ではないですよね？」と返し、会場の笑いを誘った。

『レイン・フォール／雨の牙』
2009年GW、サロンパス ルーブル丸の内ほか全国ロードショー