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今年で生誕40周年 あの寅さんが再び日本を明るく元気にする!
2008年05月28日 13時30分 [舞台挨拶]
山田洋次監督、倍賞千恵子

国民的な人気を誇る『男はつらいよ』シリーズが産声を上げて今年で40周年。この節目となるメモリアルイヤーを祝うべく、27日、東京・東劇で「男はつらいよ」40周年プロジェクトの発表会見が開催された。会見では、今後予定されるイベントに関する概要が説明されたほか、山田洋次監督と倍賞千恵子が出席し、撮影当時の思い出話に花を咲かせた。

「若い人たちにも、あのころの日本に面白い映画があったんだと思ってもらえればうれしい」と語る山田監督。その胸の内には、渥美清演じる寅さんの笑顔こそが、不安だらけの今の日本を明るくできるという強い思いがある。今年8月から東劇でのシリーズ全作上映を皮切りに、ご当地作品が全国各地を“旅しながら”特別上映されるほか、8月27日から始まるHDリマスター版DVDの順次発売も、寅さんと現代人とを再会させるプロジェクトの大きな柱の一つだ。

一方、寅さんの妹さくらを演じ続けた倍賞は「最初は1作で終わると聞いていたのに、40年たった今も生き続ける作品になった。私にとっては本当に素晴らしい出会い」と振り返り、「親しい近所付き合いなど、当時の暮らしぶりを発見することができる。寅さんシリーズは玉手箱なんです」と、今だからこそ見る価値があるとアピール。これに山田監督も「初期の作品で撮影した美しい風景は、今はすでになくなっている」とし、寅さんを通して、かつての日本の姿を見つめ直してほしいと語った。

このほか、7月26日に長野県小諸市の「渥美清こもろ寅さん会館」で十三回忌が営まれ、その献花式が8月2日に寅さんの地元・柴又にある「寅さん記念館」で行われるなど、ファンにはたまらないイベントが盛りだくさん。また、5月30日からはwebサイト「松竹ONLINE」で『男はつらいよ』第1〜10作を毎週1作ずつネット配信することや、8月にはCS衛星劇場で特集を組むことも決定している。もし寅さんが生きていれば「便利な世の中になったもんだね〜」と驚くこと間違いなし! 2008年夏、寅さんの“帰郷”は見逃せないビッグイベントとなりそうだ。

取材・文・撮影:内田涼

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