タレントweeker

常に｢笑い｣にこだわり、日本のエンターテイメント界のトップを走りつづける三谷幸喜待望の監督最新作『ザ・マジックアワー』。本作は架空の街・守加護（すかご）を舞台に、“デラ富樫”という伝説の殺し屋に仕立てられた売れない俳優が、ギャングの紛争に巻き込まれていく様を、三谷ワールド全開で描いた笑いが止まらないコメディ。本作のイベント試写会が5月29日に都内で開催され、三谷幸喜監督と主演の佐藤浩市が出席した。

本編上映終了後、佐藤は劇中の“デラ富樫”メイクで登場し、｢最高だよね!　｣とハイテンションでトークショーはスタート。佐藤が困惑するような三谷からの注文が台本のト書きに書かれていたエピソードを話すと、三谷は、｢こうやって書けば何かやってくれるんだろうなと思って･･･。役者と脚本家は信頼関係ですから。この人はなんでもやってくれるかなと｣とコメント。それに対して佐藤が、｢このハードルの高さ!　僕はかなり必死にやったんですけど、満足していただけたでしょうか？｣と観客に問いかけると、会場からは盛大な拍手が湧きおこった。

また当日は、音楽を担当した萩野清子を迎え、本作のテーマ曲の生演奏も披露!　佐藤は劇中の長台詞を朗読し、シンバルを叩く。その横では三谷がリコーダーを吹いたり、ピアニカ片手にタンバリンを鳴らしたりドラムを叩いたりと大奮闘。幸喜＆浩市の通称“Wコーチャン”コンビによる一夜限りの生ライブは大いに盛り上がった。

舞台となる守加護の街を巨大セットによって作り上げた本作。三谷作品の常連が集結し、それぞれ個性豊かな最高の演技でさらなる魅力を醸し出している。なんといっても、今回初のコメディ主演で今までのイメージを覆す佐藤のはっちゃけぶりは必見だ。

『ザ・マジックアワー』
6月7日(土)、日劇PLEXほか全国にて公開

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