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アフリカの貧困撲滅やHIV対策に、本格的に取り組んでいることで知られるU2のボノが、28日から横浜市で開催されたアフリカ開発会議(TICAD)に出席するために来日した。
ボノは29日、横浜の山下公園で、600人の人々が集まって作った人文字の一部になった。これは、今回のTICADをきっかけにして貧困撲滅の機運を高めようと、イギリス現代彫刻の巨匠、アント二―・ゴームリー氏が中心となって考案し、一般の人たちに参加を呼びかけたイベントでのこと。“One For All=ひとりはみんなのために”と、みんなが力をあわせれば、貧困は撲滅できることを訴えるために、大きな絵や文字が、山下公園に作られたのだ。渡辺貞夫、MISIA、ユッスー・ンドゥール、ファネスらも会場に駆けつけた。
当日は、朝からの雨にもかかわらず、多くの参加者が山下公園に終結。人の文字が描かれた白いTシャツにレインコートを着て、雨に濡れながらも、参加者はアントニー・ゴームリー氏の指示で人文字を作っていた。ボノが登場すると大きな声援が沸き起こった。「このイベントは日本で起きた新しい動きで、今後確実に世界に広がっていくだろう。一人のエイズやマラリア患者を救うための金額って、ぼくたちにとっては小額だよ。政治家たちが有効にお金を使うようにと訴え、この飽和の世の中に飢えで苦しむ人々がいるという異常な現状を、みなでひとつになって終結させようじゃないか。それが今、すぐ手の届くところにある、すばらしい時代にぼくたちは生きているんだよ」と、ボノは語った。
このイベントの協賛はme tooキャンペーン。世界の貧しい国々では、予防と治療が可能なことが原因で、一日に3万人が命を落としている。その現状にG8で目を向けてほしいという署名運動だ。ボノが支援するNGO団体DATAも支持し、このイベントに参加した人たちもサポーターだという。
TICAD、G8サミットと、今年は日本で重要な国際会議が開催され、議長国の日本への注目度が国内外で高まっている中、ボノの今回の来日は、自分たちでもできることがあると一般の人たちの喚起への原動力となったようだ。世界を動かすリーダーシップを発揮しているボノ。先日、慶応大学からアフリカの貧困撲滅やエイズ対策に多大な貢献をしたと、名誉博士号を授与されている。
(取材・文・撮影:今西 礼子)
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