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5月31日からシネマート六本木にて開催されているタイ映画祭「タイ式シネマ☆パラダイス」。この映画祭の開催を記念して、31日（土）に初日舞台あいさつが行われ、今回上映される『ミー・マイセルフ　私の彼の秘密』に出演している俳優アナンダ・エヴァリンハムと監督のポンパット・ワチラバンジョン、『メモリー　君といた場所』に出演している女優ポーラ・テイラー、そして、“最もタイを愛する芸人”を自負するお笑いコンビ・ペナルティのワッキーが登壇した。

最初に登場したワッキーは、日本語をまったく使わず、ぺらぺらのタイ語であいさつ。会場に訪れていた観客からもタイ語でコミュニケーションをとるなど、ワッキーの意外な特技に会場にはどよめきがあがる。吉本興業に所属する前、タイ料理屋でアルバイトをしており、タイ人の女性に恋をして、彼女と話したくてタイ語を覚えたという。そんなワッキーが、ポンパット監督に、このエピソードを映画化してほしい、とお願いすると、監督からは「ワッキーが主演となると、相手が難しい…」とやんわりと拒否されていた。

ポンパット監督が初監督作として手掛けた『ミーマイセルフ　私の彼の秘密』は、ゲイの男性が登場する。このゲイをテーマにした点について、「いろいろな国にゲイ、おかまがいて、彼らの社会的位置づけについて描きたかった」と監督はコメント。その一方で、「とてもかっこいいゲイを見ると、女性にもてるのにもったいないなあと思いますけどね」と加えていた。

この日は、登壇した俳優アナンダのファンが大勢駆けつけ、会場には、たまたま撮影中に会ったという日本人女性の姿も。アナンダのファンからは黄色い声援もあがっていた。

『タイ式シネマ☆パラダイス』
開催中

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