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市川猿之助が横内謙介とともに新作歌舞伎「新・水滸伝」に挑む!
2008年06月04日 10時43分 [歌舞伎・古典芸能]
「二十一世紀歌舞伎組」制作発表

二十一世紀歌舞伎組の制作発表が6月2日、都内で行われ、歌舞伎俳優の市川右近、笑也、猿弥、笑三郎、春猿、弘太郎と脚本・演出の横内謙介が出席した。

二十一世紀歌舞伎組は市川猿之助門下の若手俳優を中心として、1988年に「伊吹山のヤマトタケル」を上演、翌年パルコ劇場にて再演の際、二十一世紀歌舞伎組と命名された若手だけの一座。十年の時を経て、遂に待望の新作「新・水滸伝」がル テアトル銀座にて今夏上演される。

今回の舞台に寄せて師匠である猿之助からは「この作品は久しぶりのオリジナル作品で、横内さんとともに演出プラン作りに日々楽しみと苦しみを味わっております。壮大なストーリーに歌舞伎の大胆な発想を取り入れ、エネルギッシュな熱い舞台を展開していきたい」とコメントが届いた。

二十一世紀歌舞伎組の初期のころより縁のある横内は昨年、猿之助から受け取った諸葛孔明のイラスト入りのハガキに「新作を作るのじゃ」と書いてあったのをみて、猿之助の“本気”を感じたと言う。「新作はタイトなスケジュールの中で稽古期間をきちんと取って作品を仕上げていかなければならないし、大変だけれども、書き始めてまたその情熱の日々が蘇ってきた」と語り、自分は“演出”となっているが、「この舞台は猿之助の手足になろうと思う。“猿之助のプロデュース、猿之助が見たい舞台”を皆と一緒に作り上げていきたい」とこの舞台にかける情熱を語った。

「水滸伝」は、軍のエリート指揮官だったが心ならずも犯罪者となってしまった林沖(リンチュウ)が、権力に背き自由に生きるアウトローたちの集う梁山泊で、再生していくというストーリー。

悩める林沖を演じる組長の右近は「二十一世紀歌舞伎組は正出の一門(歌舞伎家系者のみの一門)ではない為、誕生したころはアウトサイダー色が強かった。今でこそ数々の活躍の場をいただいているけれど、苦悩しながらも懸命に生きるエネルギーが二十一世紀歌舞伎組のテーマであり、原点」と語り今回の作品でそのエネルギーを発揮するという。

また、横内は「水滸伝は女の英雄が面白い。澤瀉屋(おもだかや:猿之助一門の屋号)には素晴らしい3人の女形がいるので女が活躍する水滸伝を描きたい」と語った。その女英雄には、美しい女剣士・扈三娘(コサンジョウ) を笑也、横内いわくゴットねえちゃんの女傑・顧大嫂(コダイソウ)を笑三郎、セクシーねえちゃんの孫二娘(ソンジジョウ)を笑也が演じる。また、扈三娘(コサンジョウ)に思いを寄せる女にもてない小悪党・王英(オウエイ)を猿弥、天性のコソ泥・時遷(ジセン)を弘太郎が演じるという魅力的な配役が発表された。

横内は「この作品に蘇るというメッセージを込め、猿之助さんに最後まで夢を語りつくして欲しい」と会見を締めくくった。

二十一世紀歌舞伎組「新・水滸伝」は、8月18日(月)から31日(日)まで東京・ル テアトル銀座 by PARCOにて上演。チケットは6月15日(日)一般発売。尚、出演予定だった段治郎は、膝の治療専念のため本公演は休演する。

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