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昨年12月に六本木・インボイス劇場で開幕し、大ヒットロングラン中の“BLUE MAN GROUP IN TOKYO”。3人のブルーマンと4人のミュージシャンたちが、パワフルな生演奏とスタイリッシュなアート感覚、そしてどんな年齢層でも理解できるストレートな笑いで構成するステージは、来場者がついに15万人を突破。9月末までの延長も決定する中、6月9日、ロックアーティストのROLLYをオープニングアクトに迎えて“ROCKの日”が開催された。
開演前に流れる電光掲示板に「盛大な拍手でお迎えください!!ROLLY!」とサインが出ると、中央通路にグラムロック風のシースルーを着たROLLYがギターを持って登場!通路を歩きながら、ジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」を演奏し始めると、満員の客席は早くも割れんばかりの拍手と声援でヒートアップ。ROLLYはそんな客席を煽るように、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、チャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」などロック好きなら知らない者はいない名曲のサビを次々に披露しスペシャル・オープニング・アクトを終えた。
そして最高潮の熱気のままブルーマンのステージがスタート。ブルーマンとロックという組み合わせは意外なようだが、実は過去にリリースしたCDはグラミー賞にノミネート、今年発売されたライブDVDはアメリカのビルボード誌で2位になるなど、本国では音楽グループとしても有名だ。ステージ上で蛍光塗料を跳ねさせながらドラム缶を叩く“ペイントドラム”、配水管をつないでトロンボーンのように音を出す“ドラムボーン”など、ニューヨークタイムズ紙が「ロックするショー」と評した通り、音を楽しむ仕掛けがあちこちに見られる。楽曲はもちろん、ブルーマンのステージそのものが、ロックスピリットにあふれているといっていいだろう。
ブルーマンはROLLYのスペシャル・アクトと客席の熱気のせいか、いつも通りの青一色の無表情ながら(?)、一層気合の入ったステージを展開。圧倒的なエンディングの後、来場者全員にロックの日限定のブルーマンオリジナルピックがプレゼントされ、観客はロビーで見送るブルーマンやミュージシャンたちと撮影や会話を楽しみつつ、最後まで楽しい時間を満喫している様子だった。
その後行われた会見では、プレスの照明やマイクを不思議そうに触るブルーマンたちをバックに、「長年ロックコンサートを観てきましたが、ブルーマンのショーは全部がロックですね。そして最も美しいエンディング!初めて観た時に一発でファンになりました」と語るROLLY。間近で見つめるブルーマンたちにROLLYが笑って応えるという和やかな空気のなか、“ROCKの日”は無事終了。“ROCKの日”第2弾は今秋開催予定。
公演は9月28日(日)公演まで、チケット発売中。尚、6/11(水)〜22(日)までは200回記念スペシャルウィークと題して特別企画を展開する。
取材・文:佐藤さくら
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