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歌舞伎座でオペラ!? 勘三郎と野田秀樹が新作歌舞伎で「アイーダ」に挑戦
2008年06月26日 18時22分 [歌舞伎・古典芸能]
歌舞伎座八月納涼大歌舞伎の出演者

歌舞伎座八月納涼大歌舞伎の記者会見が6月25日都内で行われ、出演の中村勘三郎、坂東三津五郎、中村福助、中村扇雀、中村橋之助、坂東彌十郎、中村勘太郎、中村七之助が出席した。

八月の納涼は、“安くて短くて判り易い”初めての人でも歌舞伎を観て楽しいと思える演目が多いのも魅力のひとつだが、今年の目玉はなんと言っても、第三部でヴェルディのオペラ「アイーダ」を、鬼才の劇作家野田秀樹が歌舞伎向けに書き下ろす「野田版愛陀姫(あいだひめ)」。野田版歌舞伎の前2作(「研辰の討たれ」「鼠小僧」)とは違い、内容はシリアスなのでテイストは変わるが、オペラの壮大な物語を歌舞伎にする前代未聞の挑戦となりそう。勘三郎も歌は歌わないが、音楽を日本の和楽器のトップクラスの面々が集まり、洋楽器を使わずに日本の調べで表現するなど、聴きどころもアピールし「勝算はあるな」と自信をのぞかせた。

先月ドイツで公演をした際も「(宿泊している)部屋の下に停まっていた船の名前が“アイーダ”だった。」と興奮気味に語り、“運”も味方にしたかのよう。ロンドンからコメントを寄せた野田は「新たな冒険になる」と話し、着々と準備を進めている様子だった。

また勘三郎は「納涼歌舞伎は僕らの歴史。ずっとやり続けていきたい」と思い入れの深い興行だけに、「愛陀姫」以外にも楽しみな演目がずらりと並ぶ。第一部は、勘三郎が初役で舞台版を務める「女暫」、橋之助親子と扇雀の「三人連獅子」、落語でお馴染みの「らくだ」の三本。第二部は歌舞伎での上演が初めてとなる三津五郎らが出演の「つばくろは帰る」と、コクーン歌舞伎の演出を手がけた串田和美が舞台美術を担当する「大江山酒呑童子」のニ本。三部は「愛陀姫」のほかに勘太郎が更科姫を務める「紅葉狩」の計2本を上演。彌十郎と七之助は全て初役で挑む奮闘ぶりで魅せる。

本公演は8月9日(土)から27日(水)まで、東京・歌舞伎座で上演される。チケット発売は7月15日(火)より発売開始。

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