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世界中でベストセラーとなった小説をもとに、最愛の夫を失った女性がその悲しみを受け止め、立ち直っていくまでを描いた感動作『P.S.アイラヴユー』。弱冠21歳でこの物語を書き上げ、出版された2004年度にはデビュー作が最も売れた作家として話題になった原作者セシリア・アハーンが来日し、完成披露試写会が行われた。
来日は初めてというアハーンは、日本の印象について「日本での思い出は優しい人ばかりだったというものになると思います」と、取材続きのスケジュールながらも気持ちよく滞在できた模様。
原作について「自分にとって一番怖いことは愛する人を失うこと。どん底からはい上がるときこそ、自分自身の持つ力が溢れ出るときだと思う。打ちのめされたときに、どうやってポジティブになれるか、どうやって切り抜けていくのかというメッセージを込めた」と語った。
映画を初めて見たとき、2時間泣き通しだったというアハーン。「(映画化される際に)重要だったのは、物語のハートの部分がちゃんと出ていることと、登場人物たちのエッセンスがちゃんと出ていること。コメディやいろんな部分が入った素晴らしい映画になったと思う」と、さまざまな要素を併せ持つ原作の魅力を再現した本作の完成度を絶賛した。
現在7作目の小説を執筆中で、ほかにも、映画やドラマの脚本も手がける多忙な作家であるアハーンの来場を記念して、イベントの終盤には感謝の花束贈呈も行われた。アハーンは日本の映画ファンに向けて「一番伝えたかったのは、愛する人を失っても、愛は失われないということ。愛は死なないし、愛し合ったこと気持ちも失われはしない。この映画を見たあとに、そういう希望を持ってもらえれば」と作品をアピールし、舞台あいさつを締めくくった。
本作では、愛する人を失って未来に希望が持てなくなる主人公に、オスカー女優のヒラリー・スワンク、亡くなったあとも、妻への愛情から消印のない手紙が届くように手配して彼女の再生を手助けする夫にジェラルド・バトラーが扮し、ひとりの女性がたどる穏やかな再生の物語を紡いでいく。
家族、恋人、親友……愛する人たちと一緒に見てほしい、さわやかな感動作が完成した。
『P.S.アイラヴユー』
10月18日(土)有楽座ほか全国にて公開
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