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6月30日、東京・JCB HALLにて自身のファンクラブのためのファン・ミーティング「Rain's Fan Meeting in Japan 2008」の開催に合わせて、約1年ぶりにRain(ピ)が来日し、公演前に記者会見を行なった。

前日、Rain（ピ）にとって初出演作のハリウッド映画『スピード・レーサー』の日本プレミア試写会が東京ドームにて開催されたが、現在撮影中の次回作『ニンジャ・アサシン（原題）』の撮影スケジュールのため参加出来ず、この日の午前中に成田空港に到着。映画の役作りのために11kgも減量をしたというだけに、ずいぶんと痩せてスッキリした姿で取材陣の前に現れた。「今日は来てくれてありがとうございます」と日本語で挨拶し、ニッコリ。今回のファンミーティングは、公式ファンクラブ「The Cloud」の日本会員向けの限定イベントで、日本で無料開催されるということで注目を集めている。「1年以上、日本のファンのみなさんにお会いすることが出来なかったので、何かプレゼントがしたくて、今日こうやってファンミーティングをすることになりました。僕はいつもファンの方から贈り物を頂いたり、気持ちを頂いているので、そのお返しです」という彼の気持ちがこもったイベントだ。

アメリカ公演中止、事務所の移籍、ハリウッドへの挑戦など激動の昨今を振り返り、「もっと楽な道があるのにあえて困難な道を選んでいるんだとは解っています。でも、挑戦するというのはそういうことだし、『ニンジャ・アサシン』を無事にクランク・アップできて、また改めて自分の挑戦するという精神が見えてきました」とコメント。辛い経験を乗り越えて、彼の発言には自信のようなものがみなぎっていた。

今後の活動については、「ハリウッド映画と、ワールド・アルバムの準備などで忙しく、みなさんになかなか会えなかったんです。でも、それを達成して、これからはコンサートや放送などで活動できるように頑張りたいと思っています。日本語で歌うアルバムも出したいですね」と、日本での活動にも意欲を表した。長い間アジアのファンの前に姿を現さなかった彼は、俳優としての活動を一旦ここで終え、“歌手”としての活動へ気持ちがシフトしているようだ。

記者会見後のファンミーティングでは、秘蔵映像の公開、質問コーナー、6月25日に26歳となった彼のバースデーをお祝いしたり、抽選で会場のファンへプレゼントをするコーナーも。ステージに上がったファン、一人一人としっかりハグをして触れ合う時間もあった。そして、自身のヒット曲『I Do』をはじめ、『太陽を避ける方法』『さよならの代わりに』の3曲を披露、久々の“歌手”としての姿でファンを熱狂させた。7月にも韓国でファンクラブ会員限定のミーティングが予定されており、年内にはスペシャル・アルバムをアジア向けに発表する予定とのことだ。

なお、7月3日(木)発売のWeeklyぴあでは、この日の模様がいち早く掲載される。

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