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言わずと知れたアクションスターのジャッキー・チェンとジェット・リーが初めてタッグを組み、世界15カ国でオープニング成績No.1という快挙を達成している『ドラゴン・キングダム』。本作の記者会見が10日、都内で行われ、来日中のジャッキー・チェンとロブ・ミンコフ監督が出席した。

会見前日には、ジャッキーたっての希望により四川大地震復興のためのチャリティー試写会が開催され、集まった137万8000円が寄付されることに。ジャッキーは｢日本の政府の方々、ファンの皆さんにはいろいろと援助をしていただきありがとうございました｣と感謝の気持ちを述べ、｢子供の頃からファンでいてくれて、その人が成長して結婚をし、子供が生まれ、そのお子さんもファンでいてくれる。大家族になった気分です｣と日本のファンへ向けてあいさつした。

今回の夢のような2大スターのコラボレーションについて、ジャッキー自身もジェットとの共演に喜びもひとしおだったようで、｢彼と出会って20数年、最初は普通の友達だったのが次第に親友となり、この映画を撮ってからは兄弟分のような関係です｣と語った。監督は、ジャッキーについて｢こんなに、映画のためにすべてを投げ出してくれる人は初めて｣と大絶賛。それを受けて、ジャッキーも｢映画は最愛のもの。一本一本ベストを尽くし、友愛、平和、団結という理念を映画を通して伝えていきたい｣と映画に対する熱い想いを語った。

本作は、カンフーおたくのアメリカ人青年が、ひょんなことから古代の中国へとタイムスリップし、そこで出会ったジャッキーとジェット扮するふたりのカンフーの達人から武術を学びながら、巨悪に挑むアクション・アドベンチャー。最強のふたりの初共演ということで注目を集める本作だが、中でも今回話題を呼んでいるのは、そのふたりが直接対決をするというシーン。監督いわく、このふたりのバトルシーンは最初の脚本の段階ではなかったそうで、｢ふたりが戦うシーンがないと、せっかくの共演の意味がない｣と監督自身がプロデューサーに掛け合って実現したものなのだとか。

この、奇跡にも近い貴重なバトルシーン、ぜひとも劇場でその迫力を味わってほしい。

『ドラゴン・キングダム』
7月26日（土）より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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