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マドンナの監督デビュー作『ワンダーラスト』が来年初春、日本公開決定
2008年07月23日 16時26分 [洋画]
『ワンダーラスト』場面写真

2月に開催されたベルリン映画祭で上映され話題となったマドンナの初監督作『Filth&Wisdom(原題)』が、この度、邦題が『ワンダーラスト』に決定、来年初春に日本で公開されることが明らかになった。

ロンドンでルームシェアする3人の男女の“堕落と知恵”の日々を描いている本作。マドンナは、世界初公開されたベルリン映画祭の記者会見で、「人生の二面性を描きたかった。そして人生とは、その二面性と闘うことであると考えました。一見真逆のように見えるふたつのことから、啓蒙を受けることができるんじゃないかというのがテーマであり、タイトルになりました」と原題の“Filth&Wisdom”(=堕落と知恵)について語り、本作に自分自身を3人に投影させているという。

そんな3人の若者のうち、ミュージシャンを目指すAKを演じたユージン・ハッツはウクライナ出身のミュージシャンで、今週末に開催されるフジロック・フェスティバルに出演するゴゴール・ボルデロのボーカルでもある。本作は、マドンナが彼を気に入ったところから始まり、今年のGUCCIの秋冬ラインも、ユージンのファッションからインスピレーションを受けてデザインが行われている。ゴゴール・ボルデロの音楽は、本作でも多数使用されている。

今年の8月に50歳の誕生日を迎えるマドンナ。日本でも、先日終了したドラマでその楽曲が使用されるなど、まだまだ勢いを見せ付けている彼女の初監督作に、音楽ファンも映画ファンも見逃せないだろう。

『ワンダーラスト』
09年初春、渋谷アミューズCQNにて公開

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