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trf、浜崎あゆみ、安室奈美恵、倖田來未……常にヒットソングで、その時代を彩ってきたレーベル・avex。そのエイベックス・グループが創立20周年記念事業として、ミュージカル「ココロノカケラ」を上演することに。その制作発表が7月28日、都内で行われ、出演者のYU-KI、鈴木亜美、相葉弘樹、西島隆弘、小笠原大晃、篠田光亮らが出席した。

この「ココロノカケラ」は上記アーティストの楽曲をはじめ、avex20年の歴史の中で生み出されたヒット曲を使用したいわゆる“ジュークボックスミュージカル”。「世界中で今、ジュークボックスミュージカルが流行っているが、アーティストを限定した作品はあっても“レーベルしばり”という作品は世界でも類を見ないはず。これもavexがレコード会社を超え、カルチャーとして培ってきた歴史があるからできること」とプロデューサーの松田誠。演出をつとめる岡村俊一は「このミュージカルの準備のためにたくさんの曲を聞いているうち、なんとなく共通しているテーマが“東京の女性の叫び”……都会に生きる女性の苦悩では、と。観客のみなさんが今まで見たことがないような青山劇場をお見せしたい」と意気込みを語った。

恋も仕事も失ったキャリアウーマン・ユキが、いつしか異世界“何処か知らない世界”へ。そこは魔王に支配される世界だった。女盗賊の頭・ナナジ、魔王の手下・エイフらと関わるうちに、ユキは変化を遂げてゆく……というファンタジックなストーリー。主人公・ユキを演じるtrfのYU-KIは「20周年創立の初めてのミュージカルに参加できるということで光栄。お客様が観て良かったと思えるような、心に残る作品をみんなで作っていきたい」と語った。また、ナナジを演じるのは今回舞台、ミュージカル初挑戦となる鈴木亜美。「初めてミュージカル、そして舞台に出演させていただくことになりました。こういうステージは初めてなので基礎から頑張っていきたい。アクションも体を鍛えて頑張らないとと思っています」とコメント。

ナナジが想いを寄せ、後にユキと惹かれてゆくエイフは相葉弘樹、AAAの西島隆弘のダブルキャスト。「相葉君とは去年ドラマで共演させていただいて仲がいいので、同じ役をふたりで煮詰まりあいながら作っていきたいと思ってます（笑）」（西島）、「同じ役でもふたりのキャラが出てくると思う。わからない事があったら相談しながら稽古していきたい」（相葉）と同じステージには立たないものの、早くもチームワークの良さを感じさせた。共演にはミュージカル「テニスの王子様」等で注目を集めている馬場徹の出演も決定している。

〜avex group The 20th Anniversary〜 「ココロノカケラ」は9月15日（月・祝）から29日（月）まで青山劇場で上演される。

取材・文：川口有紀

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