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日仏交流150周年を記念した特集上映「フランス映画の秘宝」が9月5日(金)より東京・有楽町朝日ホールで開催されることが決定した。数々の名作・傑作を映画史に残してきたフランス映画の中から、日本未公開作や、これまで上映される機会が非常に少なかった作品を厳選して上映される本イベントは、この機会を逃すと次にいつ観られるかわからない貴重な催しとなる。
今回上映されるのは『歴史は女で作られる』で知られるマックス・オフェルス監督が1939年に製作した『マイエルリンクからサラエヴォへ』や、巨匠ジャック・ドワイヨン監督の最新作『誰でもかまわない』など、シネマテーク・フランセーズ館長のセルジュ・トゥビアナ氏と、映画評論家の蓮實重彦氏が選定した全13作品。『穴』のジャック・ベッケル監督の無国籍活劇『最後の切り札』、『仁義』のジャン・ピエール・メルヴィル監督の長編デビュー作『海の沈黙』や、『肉体の悪魔』のクロード・オータン=ララ監督の隠れた名作といわれる『パリ横断』など、タイトル通り“秘宝”と呼ぶべき貴重作を連続して上映。フランス映画の新たな魅力を発見しようという試みだ。
そのため、今回上映される作品の上映プリントはすべて本映画祭のためだけにフランスから借用され、日本語字幕がつけられる。通常の映画館入場料金よりも安い値段で、歴史的価値の高い作品をフィルム上映で堪能できる今回の催しは映画ファンには至福のひと時といえるだろう。
会期中の9月7日(日)には『誰でもかまわない』のジャック・ドワイヨン監督、作品選定を行ったトゥビアナ、蓮實の両氏と、映画監督の青山真治氏を迎えての座談会も開催。こちらは入場無料となっているので、上映作品の鑑賞と合わせて楽しみたいところだ。
また、本特集の終了後には仙台、神戸、広島、高知、山口、川崎、福岡、東京を巡回する「フランス映画特集(仮)」も開催。特集で上映された作品の中から、さらに厳選された数作品が上映される予定なので、東京・有楽町に行くことのできない映画ファンもぜひ、最寄の開催地での上映に足を運んでみてはどうだろうか。
「フランス映画の秘宝」
2008年9月5日(金)〜7日(日)、12日(金)〜15日(月・祝)
東京・有楽町朝日ホールにて開催
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