タレントweeker

新婚旅行で日本を訪れたアメリカ人夫婦が、謎の女の映った心霊写真を撮ったことから、惨劇に襲われ……。日本人スタッフとキャストが参加した話題のハリウッド作『シャッター』のジャパン・プレミアが12日に開催され、本作でハリウッドデビューした奥菜恵が華麗なドレス姿で登場。落合正幸監督と一瀬隆重プロデューサーのエスコートを受けながらレッドカーペットを歩いた。

会場となったのは新木場の倉庫街。写真を撮れば本当に何か映っていそうな、なんとも背筋が凍るような空気が漂っており、「こんな雰囲気の中で撮影した。(試写を)見るには最適」と奥菜もコメントするほど。

謎の女メグミを演じた奥菜は「現場は日本人、ロケも日本であまり違いは感じなかった」と、ハリウッド作ということを意識せず芝居ができたそうで、セリフは少ないながらも、「メグミが何を感じ、何を背負っているのか。そこに重きをおいて役作りした」と話す。そんな奥菜の演技について落合監督は、「アメリカと日本では幽霊の捉え方にも違いがあったけど、“ただいるだけで怖い”というメグミを奥菜さんがうまく演じてくれた」と称賛。すでに公開されたアメリカでも、メグミが放つ存在感は観客を騒然とさせたようで、その確かな恐怖はすでに折り紙つきだ。

この日は、今月6日に29歳の誕生日を迎えた奥菜のために、サプライズ・プレゼントの贈呈も行われた。「何か怖いことが起こると思った」と、初めは驚いていた様子だったが、祝いの花束を受け取るとキュートな笑顔を見せていた。

最後に今後の抱負を聞かれ、「マイペースな性格なので(笑)、一生懸命、丁寧に仕事をしていきたい」と答えた奥菜。さらなるステージを求める彼女の活躍に期待したい。

『シャッター』
2008年9月6日(土)からお台場シネマメディアージュほかにてロードショー

• 『シャッター』作品情報