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伊勢谷友介と木村佳乃が揃って登壇。「人間として刺激を受けた」
2008年08月15日 13時30分 [洋画]

ある日、急に目が見えなくなる伝染病が世界を襲ったとしたら? 『シティ・オブ・ゴッド』や『ナイロビの蜂』で知られるブラジル人監督フェルナンド・メイレレス監督の最新作『ブラインドネス』の完成披露試写会が14日、都内で行われ、メイレレス監督と本作に日本人夫婦役で出演した伊勢谷友介、木村佳乃が上映前に舞台あいさつを行った。

メイレレス監督は日本俳優をキャスティングしたことについて「この映画は特定の地域や人種の物語ではなく“人類”の物語です。そこでキャストも白人・黒人・ラテン系だけでなくアジア系の方を、と考えました。ふたりはエレガントな方ですし、何よりもお会いしてお互いに通じ合うものがあったんです」とコメント。本作は主演のジュリアン・ムーアをはじめ、ブラジル人俳優のアリス・ブラガ、アフリカ系アメリカ人のダニー・グローヴァー、そしてメキシコ出身のガエル・ガルシア・ベルナルら、さまざまな国籍や人種の出演者が集結している。

そんな一大プロジェクトに参加した伊勢谷は「あこがれのフェルナンド監督の下で仕事させてもらえたのは本当に幸せでした。キャスト全員が素晴らしくて、ここで全員の名前を挙げるわけにはいかないのですが、ガエル・ガルシア・ベルナルには『僕はあなたに勝てなくても、一緒に仕事ができてうれしい。尊敬してます』と伝えました」と笑顔で語り、木村も「同じ女性としてジュリアン・ムーアに感銘を受けました。強くて優しい女性とは彼女のこと。まだ日本にいらっしゃたことがないそうですが、再会が楽しみです」と同じく笑顔でコメント。「俳優としてだけでなく人間としても刺激を受けた」(伊勢谷)と語る本作は、ふたりにとって大きな財産となったようだ。

メイレレス監督が「この映画における“目が見えない”状態は一種のメタファー(隠喩)として登場しています。つまりそれは人類がいかに自分自身や他人のこと、環境のことを本当の意味で見えていないかを描こうとしているのです。そして“本当に見る”ために我々はどれほど苦しまなければならないのか、についても描きました」と語る『ブラインドネス』。今年のカンヌ映画祭でオープニングを飾るなど世界各地で話題を呼んできた作品が、日本の観客にどう受け入れられるのか、11月の公開に期待が高まる。

『ブラインドネス』
2008年11月 丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー

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