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『SATC』が女性に愛される秘訣とは? 監督&スタイリストを直撃!
2008年08月26日 13時30分 [洋画]
マイケル・パトリック・キング監督(左)とパトリシア・フィールド

日本を含め世界中の女性に絶大な支持を受けた大ヒットテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』。コラムニストのキャリーと彼女の友人サマンサ、シャーロット、ミランダらニューヨークで暮らす女性の恋愛、仕事、結婚、そして友情にまつわる女性の本音を描いた本作の劇場版が今年の5月に全米、そして日本では8月23日から公開され世界中で大ヒットしている。なぜ『SATC』は世界中の女性を魅了するのか?その理由を監督、脚本を担当したマイケル・パトリック・キングと、スタイリストのパトリシア・フィールドに聞いた。

「女性に声を与えることがまだまだ必要だったということではないでしょうか。社会はまだ男性が定義した女性像を押し付けています。4人の友達に会いに行くような気分で女性は劇場を訪れたのでは」(監督)、「女性が、彼女達に自分を見ているのだと思います。『SATC』は女性を解放したのでは。現実よりもちょっと上の生き方を見せたことで、『私もあんな生き方をしたい、と思うようになった」(パトリシア)と、本作が女性にとって単なる映画の域を超えた存在になったと語る。

『SATC』の主役は4人の女性であり、相手役の男性はあくまでも彼女達の人生を彩るためのスパイスとして描かれるが、ここで気になってしまうのは、やはり男性からの評価。男性からは「理解できない」なんて声も上がっているのだが、「この映画は男性のためのものではないんです。『SATC』は女性専用のクラブなんです。何世紀もの間、女性は男性専用のクラブから締め出されてきたので、そろそろ女性専用のクラブがあってもいい、それがこの映画なんです」(パトリシア)ときっぱり! もちろん、劇場に男性が観に行くことはできるが、そこで難癖付けようものなら周囲の女性から軽蔑されることもあるかもしれないので、そこは要注意である。

「歳を重ねて味が出るのは、男性だけではなくて女性もそうなの。40歳過ぎている人を『おもしろい』と若い男が思う時代になったの」(パトリシア)。いくつになっても女性であることを楽しみたい、そんな女性の願望を描き、かつ、それが実現できるかも、と思わせた本作。大ヒットの裏には、現代の女性の本音が隠されているのである。

『セックス・アンド・ザ・シティ』公開中

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