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『スカイ・クロラ』の異色コラボは『春の雪』がきっかけだった
2008年08月22日 20時45分 [舞台挨拶]
伊藤ちひろ氏、行定勲氏

公開中の押井守監督最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の脚本を手掛けた伊藤ちひろ氏と脚本監修を担当した映画監督の行定勲氏が20日、都内でトークショーを行った。

映画は、人気作家・森博嗣氏の同名小説を原作に、思春期の姿のまま永遠に生きることを運命付けられた“キルドレ”と呼ばれる少年少女たちが、大人の作った“ショーとしての戦争”に参加する姿を描く青春ラブストーリー。8月27日に開幕する第65回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門にも選出されている。

押井監督が今作で描きたかったことは「キルドレ」「ショーとしての戦争」「恋愛」の3つ。中でも「本物の恋愛映画を作りたい」と模索していたという。行定氏は「押井監督の作品は常に恋愛映画だと思う。男女の同志感というか、好き嫌いを超えて分かり合っている男女の距離を描いている。それが膨大な情報の中でまやかされてるけど、本質を表に出さないところが面白い」とコメント。

押井監督が伊藤・行定コンビに脚本を依頼したのは、2人がタッグを組んだ『春の雪』(2005)を見たことがきっかけ。押井監督は「男女の駆け引きを描いた恋愛映画が多い中、この映画は男女が結ばれた後も描いていて、恋愛の本質をついている。この時代にこんな恋愛映画を作る人がいたんだ」と絶賛したという。『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)をはじめ、一連の行定監督作品の脚本にかかわってきた伊藤氏は「今作の軸は人に執着すること。整理された感情ではない恋愛を意識した。原作ではすべてのことをはっきりさせていないので構成するのは大変だったけど、(完成作を見て)パート2、3をやりたいくらいの気持ちになった」と笑顔で語った。

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
公開中

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