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拍手喝采! シャーリーズ・セロンが『バベル』脚本家の初監督作に挑む【ヴェネチア映画祭】
2008年09月01日 13時03分 [映画祭]
(左から)シャーリーズ・セロン、ギレルモ・アリアガ監督、ヨアキム・デ・アルメイダ(C)Kazuko Wakayama

シャーリーズ・セロンが主演とエクゼクティブ・プロデュースを兼ねる『ザ・バーニング・プレイン(原題)』のため、ヴェネチア入りをした。

ストレートの金髪が映えるフューシャ色の服で現れたこの日の彼女は、とてもゴージャス。しかし映画の中では、毎晩違った男と寝ることに抵抗を感じない、ややすれた女性を演じる。『モンスター』や『スタンドアップ』など、美しいイメージを否定するような役を過去にも選んできた彼女は、「欠点があるのが人間の姿。それが描かれている映画にこそ、リアリティがある。たとえ似たようなことを一生に一度、一秒しか経験していなかったとしても、観客はそこに自分自身を見て、共感できるの」と語った。

監督は、『アモーレス・ペロス』『21グラム』『バベル』の脚本家、ギレルモ・アリアガ。この作品が監督デビュー作となる。彼の脚本について、シャーリーズは「彼の書くものは非常に正直。だから時に残酷でもある。こんな素敵なプロジェクトに、主演だけでなく製作上のパートナーとして関われたことを誇りに思う」と絶賛した。

この夏、全世界で大ヒットした『ハンコック』など、ハリウッドの娯楽大作では高額なギャラを稼ぐ彼女だが、このようなインディーズ映画では、もちろん同額の報酬はもらっていない。

「このような映画をやる時、『たくさんお金を儲けよう』という目的でかかわる人はいないわ。こんな映画に参加できたこと自体がギフト。それは、お金では決して買えないものよ」。

29日朝のマスコミ向け上映では、最後にジャーナリストたちから大拍手が沸き起こった。来週土曜日の授賞式に期待が高まる。

取材・文:猿渡由紀

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