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「オダギリジョーは今のアジアで最も才能のある俳優」監督が語る【ヴェネチア映画祭】
2008年09月01日 13時25分 [映画祭]
『Plastic City』場面写真

中国、香港、ブラジル、日本合作『Plastic City』の監督ユー・リクウァイが公式記者会見で、オダギリジョーと仕事をした感想を語った。

映画のコンセプトは、「現在の社会の現実。中国が国際情勢で重要な位置を占めるようになった今、中国の外に住む中国人の視点から描く作品を作る必要性を感じた。中国の精神を、国際的な舞台で表現したつもり」。

舞台はブラジル。オダギリが演じる男キリンは、サンパウロで、血のつながらない父親と、偽物を製造販売するビジネスで生計を立てる。しかし、金とパワーにどん欲な父親とは違い、キリンは心の中で、職業も人生もすべて間違ったほうに進んでしまったと後悔している。そんな中、彼らのビジネスと生活は、他の勢力により危機に直面することに。

映画の中でオダギリは、中国語、ポルトガル語、そして多少の英語もあやつる。

「僕がキリンの役をイメージした時、一番に浮かんだ俳優がオダギリ・ジョーだった。彼がこの役をやると決断したのは、とても勇気のあること。外国語でセリフを言わなくてはいけないことは、演技にハンディキャップになるだろうから。僕は、彼は今のアジアで最も才能のある俳優だと思っているよ」。

監督自身は香港出身。ブラジル人、日本人、台湾人、中国人が交じるキャストを監督するのは「多数の言葉が飛び交う現場で、たしかに大変だった」と認める。

「でも、みんなやる気に満ちた人々で、僕と一緒にこの冒険をしたいと思ってくれていた。彼らと仕事ができて、僕はとてもハッピーだよ」。

取材・文:猿渡由紀

『Plastic City』2009年春公開

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