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渡部篤郎の監督デビュー作が東京国際映画祭のコンペ部門に!
2008年09月19日 12時30分 [映画祭]
チェアマンの依田巽氏、渡部篤郎、高岡早紀、前田哲監督

10月18日(土)から26日(日)まで開催される第21回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が18日、都内で行われ、最高賞“東京サクラグランプリ”を競うコンペティション部門に出品される15タイトルが発表された。日本からは俳優の渡部篤郎が初監督を務めた『コトバのない冬』、ユニークな食育を通して命の尊さを問いかける前田哲監督の『ブタがいた教室』が出品される。

『コトバのない冬』は、北海道の白い大地を舞台に、数週間分の記憶を失った女性(高岡早紀)と言葉を失った男(渡部)の関係を詩的な映像で描きだす野心作。この日、会見に出席した渡部は「まさか選ばれるとは思っていなかった。大変光栄で、ただただ感謝の気持ちでいっぱい」と喜びのコメント。主演を務めた高岡は「冬の北海道に初めて撮影で行きました。寒いのに薄着で渡部さんが雪かきしている姿を見て、皆で渡部さんのために頑張ろうって思った」と撮影の舞台裏を語った。

一方、「妻夫木君がいなくてすみません」と主演俳優の不在をわびた『ブタがいた教室』の前田監督は、「自分たちで世話をしたブタを食べるべきか?」と子どもたちが激しく議論を交わすシーンについて「心から出た言葉でなければ伝わらないと思ったので、クランクインの4か月前からクラス作りを始め、実際に撮影で使うブタの世話もしてもらった」と迫真の演技を引き出す工夫を明かした。

今年の東京国際映画祭は「Action! for Earth」をテーマに、豪華ゲスト陣が歩くレッドカーペットをグリーンカーペットに変えるなど、地球環境を守るエコロジーを積極的に訴えかけるプログラムが用意されているが、会見では海外メディアから「具体的な取り組みが見えない」と早速厳しい意見も飛び出した。今後、世界に対しどのようなエコ・メッセージを発信できるかが同映画祭の成功のカギとなりそうだ。各国の強豪としのぎを削る日本代表の『コトバのない冬』と『ブタがいた教室』の活躍にも期待したい。

第21回東京国際映画祭
10月18日(土)〜26日(日)
東京・六本木ヒルズ、渋谷Bunkamuraで開催

取材・文・写真:内田涼

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